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大河原克行が斬る「日本のIT業界」 第4回

WLDCが目指す、年間1000万台のパソコン出荷

日本のPC普及は進んでいない、とバルマーが語る背景

2009年12月01日 09時00分更新

文● 大河原克行

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WLDCには95社が参加。PCメーカーだけでなく、流通やマスコミなど業界の枠を越えた企業が参加している

 WDLCという組織を知っているだろうか。

 正式名称は「ウィンドウズ デジタル ライフスタイル コンソーシアム」。

 ウィンドウズをプラットフォームに、PCや周辺機器、ソフトウェア、サービスを活用したデジタルライフスタイルを提案し、それによってPCをはじめとするデジタル製品の購買を促進するという団体だ。

 音頭取りはマイクロソフトが行っているが、2009年11月時点で、95社が参加。しかも、参加企業が、PCメーカーやソフトメーカー、周辺機器メーカーといったIT関連企業だけでなく、量販店やコンビニ、通信事業者、旅行会社、出版社、新聞社、放送局など、業界の枠を越えた企業が参加しているのが特徴だ。

 2007年11月の設立時には48社の参加であったことと比較すると、参加企業は2年で倍増しているのだ。

 今年11月には、郵便事業株式会社が新たに参加。アナログライフの最たるものともいえる「郵便」(年賀状)を扱う会社が、デジタルライフの団体に参加した点は注目に値する。

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