ASCII.jpオススメ「ゲーミングPC」の
ゲームパフォーマンスは?
ここでは、Windows 7時代のゲーミングPCのオススメ構成を、Intel編とAMD編の2パターン紹介した。そこで、Intel編のオススメ構成を例として、実際にPCを組み立て、ゲームパフォーマンスを検証してみたい。なお、グラフィックドライバのバージョンは、GeForce Driver 190.62である。
ASCII.jpオススメ「ゲーミングPC」のパーツ構成 | |||
---|---|---|---|
CPU | Core i7-860 | 2万9000円前後 | |
マザーボード | GIGABYTE「GA-P55-UD5」 | 2万7000円前後 | |
メモリー | Corsair「TW3X4G1333C9A」(2GB×2) | 1万円前後 | |
ビデオカード | ELSA「GLADIAC GTX 295 V2」 | 6万円前後 | |
HDD | Seagate「ST31000528AS」 | 8000円前後 | |
光学ドライブ | LITEON「iHAS324-32」 | 4000円前後 | |
OS | Windows 7 Ultimate DSP版(32bit) | 2万5000円前後 | |
合計金額 | 16万3000円前後 |
バイオハザード5
まずは、2009年9月17日に発売されたばかりの最新サバイバルホラーゲーム「バイオハザード5」のベンチマークを行なってみた。バイオハザード5ベンチマークは、DirectX 9対応版とDirectX 10対応版が用意されており、それぞれベンチマークAとベンチマークBの2種類のテストを行なえるが、ここではDirectX 10対応版のベンチマークAの結果を掲載する。ASCII.jpオススメ構成に基づいて組み立てたゲーミングPCは、1920×1200ドットの高解像度でも、98.7fpsという高いフレームレートを記録。これなら、描画品質に関する設定を最高にしても、十分快適にプレイできるだろう。
ストリートファイター4
次は、最新格闘ゲーム「ストリートファイター4」のベンチマーク結果を示す。フレームレートは、1920×1200ドットモードでも300fpsを超えており、快適なゲームプレイの目安である60fpsを大きく上回っている。
ラストレムナント
最後は、人気の国産RPG「ラストレムナント」のベンチマーク結果だ。このテストでは、FSAA無効時とFSAA 8x有効時の2種類の条件で計測を行なった。FSAA 8xを有効にしても、フレームレートはわずかしか低下せず、1920×1200ドットモードで150fpsを超えている。ラストレムナントベンチマークの解説によると、通常時(FSAA無効)のフレームレートが90fpsを超えていれば、「非常に快適」という判定になり、各種描画設定を最高にしても非常に快適な動作が見込めるとのことだ。
最強ゲーミングPCとWindows 7の組み合わせは超快適
これらのベンチマーク結果から、今回製作したゲーミングPCのパフォーマンスは非常に高いということがわかった。バイオハザード5やラストレムナントのような重めのゲームソフトをプレイするにも、十分過ぎるほどの余裕がある。もちろん、Windows 7の動作も非常に軽く、サクサク動くので使っていて気持ちがいい。これだけのスペックがあれば、今後2、3年以上は、ゲーミングPCとして第一線で活躍できるだろう。なお、予算をもう少し抑えたい場合は、CPUをCore i7-860からCore i5-570に変更し、ビデオカードをRadeon HD 5870搭載ビデオカードに変更すれば、2万円近く安くなるが、パフォーマンス的にはそれでも十分に高い。
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