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行っとけ! Ubuntu道場! 第1回

~師範! Ubuntuって何ですか?【前編】~

2009年07月02日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team)

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「Ubuntu」って何ですか?

小林:さて、自己紹介も無事に済んだところで。

あわしろいくや:無事ですか? 結構な大惨事なような気がしますが……。

小林:(スルーして)そろそろ本題に入りましょう。『「Ubuntu」は一体何なのか』ということから始めたいと思います。

やまね:Ubuntuが何なのか、か。最初に知ってもらうべきことは、出火庵……じゃなかった、「Debian/GNU Linux(注7)をベースにした、Linuxディストリビューションの一種」っていう説明でいい?

ミズノ:「使いやすいLinux OS」、「Windowsの代わりに使えるOS」というのも入れてほしーです。(読者の方を向いて)Linuxというより、「デスクトップOS」。あ、もちろんLinuxとしても使えますよ! 入門にもお勧めです。

あわしろいくや:……と。とつぜん水野さんが、読者の方を向いて説明台詞を吐き始めました。編集Sさんがガッツポーズをしています。

やまね:「OS」だと分かりにくいので、「WindowsやMacみたいな、コンピューターの根本になるソフトウェアです」という説明も加えた方がよさそう。

あわしろいくや:ですなぁ。PCにインストールして使います。Windowsの代わりに使えます。自作PCやなんかが余っていて、Windowsのライセンスが足りない、なんて場合にも使えると思います。

小林:インストールした時点で環境が出来上がっているので、ハードディスクが壊れたりして、急いで仮の環境を作りたい時にも使えますね。

あわしろいくや:再インストール、すごく楽です。

hito:あとは、http://www.ubuntulinux.jp/を見てもらうか、デルのNetbookを買ったりすると入っています、って説明も必要?

あわしろいくや:もし余ってるPCがあるなら、UbuntuのCDダウンロードしてもらって、LiveCDとして動かしてもらうといいです。CD-Rに焼けばフル機能で使えますし(注8)

小林:CDからブートしてもらえば、オフィスアプリもブラウザも、一通りの機能は使って頂けますね。そのままではデータを保存できないのが厄介ですが。

UbuntuのインストールCDから起動、メニューで「コンピュータに変更を加えないでUbuntuを起動」を選ぶと、デスクトップが表示される。LiveCDとして、そのままオフィスアプリやブラウザーなども使えてしまう便利な仕様だ

ミズノ:師範! NetbookにはCDドライブがありません!

あわしろいくや:そういう方には、Netbook向けのUbuntuがあります。これはUSBメモリからインストール可能。

小林:そうですね。……ところで、師範って誰ですか?

ミズノ:「道場」ですし。とりあえず小林さんが師範だろうなぁ、ということで、たったいま捏造しました。

小林:なるほど。

hito:納得するんですか……?

やまね:まぁ道場なら師範がいないと。

瀬尾浩史:ノリについていけません……。

編集S:……えーと。人が物陰で見てると思って、皆さん何を言ってるんですか? ダウンロードしてCD焼くとか、そんなのダメです! 読者さんには本屋さんにダッシュしてさくさくUbuntu!を買ってきてもらわないと困るんです! ちゃんと宣伝してください。

やまね:『さくさくUbuntu!』は、付録にUbuntu 9.04のCDついてますからね!

編集S:そーですよ、そうやって本屋さんでお買い上げ頂かないと、サトリツとべーこんが路頭に迷うじゃないですか!

hito:あ。せっかく「編集S」って隠してたのに……。

編集S:あぁっ!?

(注7)
ミズノ:単に「Debian」って呼ぶのはまちがい?
やまね:間違いでもないけど、微妙かな。「Debian」そのものは「ユニバーサルオペレーティングシステム」の名前で、その一分派が「Debian GNU/Linux」。Ubuntuがベースにしているのはこれ。
hito:カーネルをFreeBSDのものにした、「Debian GNU/kFreeBSD」なんてのもあったりします。

(注8)
あわしろいくや:UbuntuのインストールCDはKnoppixのような「CDブートで使えるOS」を兼ねているため、PCに挿入して起動すれば、ハードディスクへのインストールなしでフル機能を利用できます。
小林:こうした、「CDだけでOSのフル機能を使える」ものを「LiveCD」と呼びます。

(次ページへ続く)

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