3DMark Vantage
3DMark Vantageでは「Performance」モードで計測した。NVIDIAの各製品は物理演算エンジン「NVIDIA PhysX」(以下PhysX)が使用できるため、それぞれOn/Offした場合のスコアを取っている。
PhysXを無効にした場合を基準としてみると、HD 4870とGTX 260はほぼ互角となっているが、PhysXを有効にすると、HD 4870は9800 GTX+と並ぶ。それだけPhysXの効果は高いとも言えるが、現時点で、PhysXがゲームをアクセラレートするというより、特定の表現(物理演算)が可能になるという意味合いの方が強く、3DMark VantageにおけるPhysX有効の結果はそれほど重要ではない。ただ今後、PhysXを活用するタイトルが増えてくればNVIDIA有利になりそうだが、今のところPhysXをそれほど意識する必要はないだろう。
ロストプラネット
世界初のDirectX 10対応ゲームとして昨年登場したロストプラネット。後継のコロニーズが出ているが、ベンチマークの重さはエクストリームコンディションの方が重いため、こちらを採用している。
設定は、アンチエイリアシングと異方形フィルタを無効としたほかは、すべて「高」または「DX10」を選んでいる。解像度は1280×1024~1920×1200ドットの3パターンとした。
いずれの製品もSnowで合格点といえる40fpsを1280×1024ドットで超えているが、24インチくらいの液晶でフル解像度(1920×1200ドット)で遊ぼうと思ったら、GTX 260以外は全滅と言っていいだろう。もちろんオプションをフルに使用して重くしているため、こうなっているわけだが、ロストプラネットの魅力を堪能するならGTX 260くらいは必要と思った方がよさそうだ。
(次ページへ続く)
この連載の記事
-
第4回
ビデオカード
今、お買い得ビデオカードはコレだ!【ハイエンド編】 -
第3回
ビデオカード
今、お買い得ビデオカードはコレだ!【エントリー編】 -
第2回
ビデオカード
今、お買い得ビデオカードはコレだ!【ミドル編】 -
第-1回
ビデオカード
年末年始に買いたいビデオカード - この連載の一覧へ