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激化する次世代燃料ウォーズを制するのは!? ― 第4回

開発者に聞く「もう水素ロータリーは実用化?」

2008年05月23日 13時00分更新

文● 真鍋裕行

───最後になりましたが、これからの水素社会の到来に関して、どのように感じていますか?

柏木 インフラや社会基盤の整備など、自動車メーカーだけが「水素社会」と言ってもできるものではありません。近々、マツダではノルウェーに30台のハイドロジェンRX-8を輸出しますが、水素社会として先行している北欧などの環境を見ていると、2015年くらいに水素社会に向かっての大きな変化があるかもしれません。

 日本の自動車メーカーが製作する次世代燃料自動車の技術は世界中で見てもトップレベルです。これを活かしていくためには、国の方針やバックアップも必要となってきます。そして、その変換時期は石油の枯渇と共にどんどん迫ってきているように感じてもいます。ガソリンから水素に変換する時期は思いのほか早く到来するかもしれません。いずれにしても、水素自動車社会は確実に来ると思うので、それに対するマツダの答えを用意しておかなければならないと思っています。

インフラの整備はこれからも最大の壁として立ちはだかります。一刻も早く、水素ステーションが全国各地に設置されることを期待しましょう

 柏木主査は以上のように話を締めくくってくれました。具体的な水素ロータリーエンジンのこれまでの進展状況や現在の開発状況を聞く限りでは、量産化に対してかなり現実的な段階になってきているようです。インフラの整備はまだまだ進んでいませんが、バイフューエルという燃料の利用方法を取れば、そう遠くない将来に水素自動車が一般的に購入できるクルマの候補として挙がってくるのではないでしょうか。我々は、それまでにどんなエネルギー利用方式を採用したクルマが最適なのかを知る必要があるでしょう。


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