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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第33回

「ういやつ、ういやつ」甘えん坊ネコを抱えて“自分撮り”

2007年12月19日 00時00分更新

文● 猫写真家 荻窪圭

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持ち方を工夫して自分撮り


 ところが、被写体の猫は足元や膝の上で至近距離だし、片手は猫を撫でるのに忙しくて使えない。残った手でデジカメを持ち、顔の前にカメラを持っていって撮るのは至難の業だ。

 では、どうするか? デジカメをこんな風に持つのである。

猫を自分撮りするときはカメラをこう持つ

レンズを手前にして手のひらでぐいっと握り、親指をシャッターにかける。それがコツ。あらかじめマクロモードにしておくことを忘れずに 。左手だとシャッターが近くなるので持ちやすいが、ぶれやすくなる。難しい問題だ

 あとは左手で猫を撫でつつ、右手を伸ばしていい角度を見つけてシャッターを切る。もちろん画面は見えないので、勘で撮る。でも、レンズの方向に猫が来るように気をつければだいたいは合う。だいたい合ったら、あとは何枚も撮りながら画面をチェックして、もう少し左だったかな、もうちょっと下かな、と試行錯誤するのだ。

 もちろん片手撮りなので手ぶれすることもある。だからこれをやるときは手ぶれ補正付きデジカメがおすすめ。ちょっと感度を上げるとなお良し。何枚撮ってもタダ、というのがデジカメの良さ。たくさん撮ってればいずれ慣れます。

首筋を撫でながら右手で撮影

後ろにちょっと写ってるおじさんに、「猫を撮らせてね」、と断って撮った1枚。もう泰然自若として動かないので、首筋を撫でながら上の方法でデジカメを持ち、がんばって撮影。ちょっと中心からずれちゃった(2007年10月撮影 キヤノン「IXY Digital 910IS」)

そっと首筋を撫でてやると、あっというまにゴロン

こいつもよく人になれてました。手を上からもっていくと嫌がるので、下からそっと首筋を撫でてやると、あっというまにゴロン(2007年8月撮影 キヤノン「IXY Digital 810IS」)

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