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PCとスマホ、そしてとあるアプリを駆使すると、PlayStation VRでPC用のVRアダルトゲームが表示できた! |
©KISS
HDMI出力が可能な機器の映像をPS VRに出力してみた
ついにゲーマー待望のVRシステム「PlayStation VR」(PS VR)が発売された。3回行なわれた予約分は完売し、発売日当日も即売り切れという人気ぶりで、現在持っている人は限られているだろう。
接続ケーブルこそ多いものの、PlayStation 4(PS4)に接続して、画面の手順どおりに進めるだけで“きちんと表示される”、表示位置がズレてもDUALSHOCK 4のOPTIONSボタン長押しですぐに調整可能と、当たり前のことが当たり前にできる快適さは、さすがの一言。
編集部から:この記事には、アダルト向けコンテンツの紹介が含まれています。不快と感じる方の閲覧は推奨しておりません。
さて、そんなPS VRは発売初日から、HDMI出力が可能なWii UやXbox Oneといった他のゲーム機、PCの画面出力できると話題となった。といっても、当然360度コンテンツではないものがVRで視聴できるというものではない。ヘッドセットを被った際に見える仮想ディスプレーに映像が表示される、いわゆるシネマティックモードと呼ばれる映像出力が可能というもの。単純にセカンドディスプレーとして認識されているだけだろ? といぶかしむ人もいるかと思うが、これまでGearVRやハコスコ、Oculus Rift、HTC Viveといったスマホ用、PC用のVRヘッドセットを使ったことがある人であれば、VR用に作られていない映像は画面がズレて表示され、まともに視聴できないのでは? と思うかも。
GearVRやハコスコといったスマホ用のVRヘッドセットの場合は、映像は左右にひとつずつ表示(左右の映像にはズレがあります)され、それを2つのレンズを通して、1画面にしている。Oculus RiftやHTC Viveはディスプレーを2つ搭載し、同じく左右にひとつずつ映像を表示。しかし、PS VRの場合はディスプレーはひとつのみ。それをソフトウェア上で調整し、リアルなVR映像を実現しているのである。PlayStation VRはUIや非VRの映像は、シネマティックモードで視聴できるが、おそらく単純に映像をディスプレーに出力しているだけで、VRコンテンツを見る場合のみソフトウェアの調整で、VR映像の視聴を可能としているのだろう。そのため、HDMI出力で一般的な映像信号が送られても、ディスプレーに映像が表示され、視聴できるのだと思う。
とにもかくにも、実際に試してみないことにはということで、手持ちのゲーム機やPCに接続してみた。
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まずは、同じソニー・インタラクティブエンタテインメント製品の「PlayStation Vita TV」を接続 |
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こちらは難なく表示できた。映像はPS VRの内側にスマホを入れて、スマホのカメラのピントが合うところで撮影。これで、PlayStation Vitaのタッチ液晶を使用しないPlayStation Vitaゲームはシネマティックモードで遊べるぞ |
とりあえず、現在は在庫のみとなっているがPlayStation Vita TVを接続。こちらは難なく表示できた。もちろん、PlayStaition 3(PS3)の映像も出力できた。おそらく、標準がHDMI出力ではないゲーム機もHDMI端子変換アダプターを使えば、表示できるのではないだろうか。次に、MHL対応のスマホにMHL変換アダプターを接続し、HDMIケーブルにて接続。こちらもゲーム機同様、映像が出力できた。時間がなかったので試していないが、おそらく無線経由でHDMI出力可能なMiracastアダプターなどを使えば、MHL非対応の最近のスマホの映像もPS VRに出力できるはずだ。
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今回使用したMHL変換アダプターはエレコムの「MPA-MHLAD04BK」 |
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Xperia Z4に接続し、ウェブ記事を表示 |
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PS VRにMHL対応のスマホを接続すれば、スマホのカメラ越しにヘッドセットの外の風景を見ることができておもしろい! |
最後にPCを接続したが、こちらはPCの設定によっては表示ができないので注意。複数ディスプレー設定が「表示画面を複製する」になっており、解像度がフルHD以下である必要がある。それでも表示できない場合は、ディスプレー設定の「アダプターのプロパティの表示」を開き、モニターの設定を見直そう。PS VRのディスプレー(私のPCではGeneric PnP Monitorと表示されていた)側の画面のリフレッシュレートを変えると、表示されることがある。私の場合、最初「30Hz インターレース」になっていたので、「60ヘルツ」に変更したら表示できた。もちろん、メーカーの保証外の使い方のため、表示できなかったとしても仕方がないこと。ファームアップデートなどで、できなくなる可能性もあるので、あくまで現状のお遊びと考え、気になる人は自己責任で行なおう。
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リフレッシュレートや解像度によっては表示できない。USB接続がされていないというエラーメッセージが出ることがあるが、USBケーブルの接続は映像出力に関係ない |
PS VRでどこまでアダルト映像が楽しめるか検証
PS VRではPS4のゲームがプレイできるだけでなく、シネマティックモードでブラウザーを使ってネットを見たり、メディアプレイヤーや各種映像配信アプリで動画などが楽しめる。しかし、当然のことながらアダルトコンテンツはひとつもない。そこで、各機能を使ってどんなアダルトコンテンツが表示できるのかを実験してみた。
まず、初めにPS VRを使う必要もないが、アダルト要素のあるブラウザーゲームの表示にチャレンジ。DMM GAMESの「神姫プロジェクト」など、プレイにWebGLが必要なゲームは起動ができなかった。一方、「千年戦争アイギス」は起動できた。しかし、かなり動作が重く、R3押し込みで画面を数回拡大したらシステムメモリー不足のエラーが表示されてフリーズした。表示できるゲームはあるが快適ではないので、PCにPS VRを接続して遊ぶのがいいだろう。
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アダルトシーンも表示できた。しかし、動作が重いので戦闘シーンはプレイしない方がいいだろう |
©DMM GAMES
PS4のメディアプレイヤーでは、nasneやNAS、USBメモリーなどに入っている360度動画や静止画の再生ができる。試しに全天球撮影できるリコーのTHETA Sの映像を表示したが、こちらは「VRモード」という機能を使うことで、VRで視聴できた。
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THETA Sの動画は問題なく再生可能。DUALSHOCK 4で早送りや巻き戻しもでき、結構快適に視聴できる |
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もちろん、一般的な2Dの動画もシネマティックモードで視聴可能。通常のディスプレーで視聴するより没入感があり、寝転がりながらでも視聴できるのはうれしい |
©SEGA
ではアダルト動画はどうなの? ということで、今最も多くアダルトVR動画を配信する「Adult Festa TV」の無料お試し動画を使って実験。しかし、こちらは再生可能なファイルではないとエラーが表示され再生不可。そこで、今度は以前紹介したことのあるVR同人ゲーム「なないちゃんとあそぼ」(参考記事)に同梱されている、スマホ用動画の再生に挑戦。
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