Xperia Z1の最注目はカメラでしょ!
音楽系アプリや文字入力も快適
スピーディー とはいえ、Xperia Z1の最大のポイントはカメラでしょ。1/2.3型の2070万画素CMOSセンサーと画像処理エンジンを搭載。レンズはF値2.0で、暗所でも活躍するんです!
ドロイド 性能面も素晴らしいですが、独自のカメラ機能があるのも注目かな。シャッターを切った瞬間とその前後30枚を撮影する「タイムシフト連写」は、合計61枚の中からベストな写真を探し出せます。
カリー 撮影時に拡張現実機能を使って写真をデコレーションすることができる「ARエフェクト」は、正直リア充向け? とか思ってたのですが、単純に面白いですね。飲み会とかで活躍しそう。
スピーディー 画質については、カメラに弱い自分にはよくわからないので、ASCII.jpの常連ライターで、本職はプロカメラマンの方に詳しく評価してもらうことにしました。というわけで、このページの下の方に記事が入っているはず(笑)。
ドロイド ソフト面でいうと、WALKMANアプリケーションがあるのはソニー製ならではですね。本体スピーカーの音も結構いい。
カリー QWERTYキーボードに数字キーが表示されるようになった「POBox Touch」とか、キーボードのサイズ調整とか、文字入力もこだわりがあるようです。
ドロイド テンキーが画面中央や端に寄せられるようになるから、片手入力もできる。自分はそうは思わないけど、Xperia Z1のサイズを“大きい”と感じる人も多いだろうから、そういう人にアピールできる機能では?
カリー 同じソニーブランドということで、レンズ型カメラの「Cybershot DSC-QX10」との連携も気になるところ。
ドロイド 発表会で記者が使っているケースもよく見かけるようになりましたね。
プロカメラマンがXperia Z1のカメラの性能をチェック!
文●周防克弥
カメラ機能が最大の売りという「Xperia Z1」には裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」が採用されている。またセンサー自体のサイズも、一般的なスマホが1/3.0型程度なのに対し、「Xperia Z1」には1/2.3型という一般的なコンデジとほぼ同じサイズである。
ただし、画質はセンサーサイズだけで画質が決まらない。センサーと同等に重要なのがレンズだ。35mm版カメラ換算で約27mm相当の広角レンズは開放F値2.0と明るく、ソニーの一眼レフカメラやミラーレスカメラのαシリーズやハイエンド系のコンデジで採用されている「Gレンズ」のブランドが与えられている。
レンズとセンサーの性能を引き出す画像処理も同社のデジカメで実績のある「画像処理エンジンBIONZ」を専用にチューニングした「BIONZ for mobile」を採用したとのことだ。
画素数は有効約2070万画素とデジイチ並だが、メインの撮影モードである「プレミアムおまかせオート」では自動的に16:9の縦横比で、800万画素相当の3840×2160ピクセルになってしまうが、SNSなどにアップロードするのが目的なら、使いやすいサイズと言える。それでも印刷用の350dpiにすれば、B5サイズをカバーできるサイズな上、2000万画素クラスの画像を800万画素に縮小しているので十分な画質があり、実用性があると言える。ちなみに、マニュアルモードでは4:3の縦横比率で最大解像度である2070万画素相当の5248×3936ピクセルでの記録が可能だ。
最大記録解像度でも画質は十分なクオリティーを保っている。若干ノイジーな点はあるが、解像力が高く、コンデジに匹敵する写真を記録できる。これはセンサーや画像処理エンジンの性能もさることながら、レンズの解像力が高いのも影響していると思われる。十分な解像力を持たないレンズだと、センサーの性能が良くても、大きな記録解像度から縮小しても精細さに欠けたりシャープネスの足りない絵になってしまうことが多いが、Xperia Z1ではレンズ、センサー、画像処理エンジンがそれぞれ互いの性能を引き出し合い高画質な写真を記録できるようになっている。
実際に撮った画像を確認すると改めて精細さに感動する。これまでのスマホのデジカメはどうしてもコンデジに比べてシャープネスが足りなかったり、細部の再現性や発色、階調幅で物足りなさがあったが、Xperia Z1ではもはやコンデジの写真とは見分けがつかないほどの仕上がりだ。
本体サイズが大きめな分、液晶の表示面積が広く、コンデジよりも格段に画面を見やすい点も見逃せない。タッチシャッター機能を始め、ピントを合わせたい場所に触れる動作も大きな画面のおかげでかなり使いやすい。また撮影後のプレビューも大画面で自由に拡大縮小して確認できるのも便利だ。
コンデジと違い、普段から持ち歩くことが前提であるスマホにこれだけの高性能なカメラ機能が搭載されたことにより、別途コンデジを持つ必要性は薄くなってしまうだろう。デジイチやミラーレスといった作品作り的なデジカメとは異なり、気軽に日常を記録するための道具としては最適な仕上がりだ。
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