Xperia ZとARROWS AのUIは
工夫があって面白い
その他細かい設定や、編集機能をチェックする。Xperia ZはモードレスUIを採用し、静止画と動画を同じ撮影画面で撮れる。いちいち動画と静止画撮影を切り替える操作が無くなったのだ。地味だが他の機種も取り入れてほしいUIと言える。どちらの撮影も同時に可能だが、動画撮影中の静止画撮影はサイズが1Mに決められている。また動画撮影の設定を変更したい場合はカメラモードで「ビデオカメラ」を設定する。
画像編集は「アルバム」から「編集」を選択する。ただしAndroid標準の編集機能だ。スライドショーとして「SensMe slideshow」が用意されており、音楽とテーマごとに動きをつけてスライドショーを展開するので、写真を見て楽しむのにもいい。
INFOBAR A02はHTC J butterflyを彷彿させるインカメラを用意。シャッターを切るときにカウントダウンをして撮影可能だ。自分撮りに便利だろう。
連続撮影は撮影間隔を短くするだけでなく、撮影ボタンの長押しで連写機能にもなる。この際「自動レビュー」が有効だと、もっともよい1枚を選択して、残りの画像を削除できる。
またINFOBAR独自の左側面のファンクションキーでもシャッターを切ることが可能で、これも押したままにすると連写もできる。またタッチで撮影するときと同じように連打しての連続撮影にも対応している。ただファンクションキーだと深く押す必要があるので、タッチ撮影のほうが撮影間隔は短い。撮影画面にはエフェクトがあり、ビデオオプションには「スタビリゼーション(手振れ軽減機能)」の設定も用意している。
画像編集はギャラリーから。編集機能はオリジナルで、「効果」という各種エフェクトを選択して編集する。細かく調整するよりもワンタッチのエフェクトで補正するものが多い。
ARROWS Aは前述したようにあえてシンプルなメニューを用意している。撮影モードをくわしく選ぶこともなく、細かい設定の変更もあえてできないようにしている。iPhoneほどではないにしてもカメラ任せにするUIだ。シーン設定もなく自動で判別されているが、ちゃんと顔認識をしたり、被写体を追尾しているので撮影自体は問題ない。面倒な設定が嫌でたまらない筆者のようなユーザーには最適。ただし、設定をカスタマイズしたいというときにできないのがストレスかもしれない。
ピンチ操作でズームが可能。音量キーの上でもシャッターを切れるほか、画面を左にフリックするとギャラリーが表示される。「ARROWS=機能は多いけど設定が難しそう」というイメージを覆しそうだ。
ここではUIのインパクトを見ると、ARROWS Aだが、Xperia Zもなかなか。INFOBAR A02もインカメラに工夫があるが、大きな試みをしているのはARROWSだろう。
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