難易度の高いステージを無傷で走り抜けるメロン号
ここはマシンに無理をさせず、順位の低迷を覚悟してでも無事に走りきることが重要だ。メロン号の2人のクルーもそのあたりは承知していたらしくて、ひたすら安全策でメロン号を走らせていた。JN-3クラス13台中で11番手という成績だけど、今はひとまず我慢の時。反撃のチャンスは、必ず来る!
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS6/NagareOkada Ⅰ (4.30km) | 4:18.8(+8.1) | 38:31.4(+1:41.0) |
SS7/Renaissance II (0.50km) | 0:34.7(+2.4) | 39:06.1(+1:43.4) |
SS8/NagareOkada II (4.30km) | 4:16.7(+12.5) | 43:22.8(+1:53.3) |
SS9/Renaissance III (0.50km) | 0:35.6(+3.6) | 43:58.4(+1:56.7) |
デイ1後半セクションは、あいだにサービスBを挟みながら4.30kmの「流岡田」と「ルネサンス」を2周する設定。この「流岡田」ステージもタイトコーナーが続くラフなコンディションのステージで、ショートコースとはいえあまり気が抜けない。今日は、何も壊さずに帰ってきたらそれだけで大金星だ。
この後半セクションで、上位陣の1台がパワーステアリングのトラブルによりリタイヤ。メロン号はそれまでの11位から、ふたつ順位を上げた9番手で本日最後のサービスCに帰還した。今のところノートラブルだけど、サービスでチェックしてみると各部に少しずつ歪みが出てきていた。危なかった……もし全開で攻めていたら、どこかが必ず壊れていたはずだ。
現在の9番手という順位じゃ、このまま完走してもポイント圏内には入れない。でも筆者としてはそのあたり楽観的で、メロン号は安全スピードで走行してるので、上位陣と較べたらこちらのほうがダメージが少なくてコンディションが上だ。トラブルが起こるとするなら、まず上位陣から先に崩れていくことになるだろう。
それともうひとつ。今回の福島戦ではデイ1とデイ2でステージのシチュエーションがガラリと変わって、メロン号が得意なハイスピードステージがデイ2から多く登場してくる。おそらくポイント圏内復帰は簡単に叶えられるはず。重要なのは、最終的にどれだけのポイントを稼ぎ出すことができるか、だ。
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