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痛車でラリー! メロンインテ3年目は頂点への戦い 第6回

絶対に落とせない福島でメロン号は4位フィニッシュ!

2012年07月18日 18時00分更新

文● 中村信博 ●撮影/中島正義、うえのふみお

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デイ1のメロン号はまずまずの出だし

 今回の福島戦で走るステージは、2日間合計でSS16本、63.43km。そのうちデイ1で走る9本39.46kmは、比較的低速で荒れたコンディションのステージが続く。残るデイ2の7本23.97kmは、一転してコンディション良好なハイスピードステージがそろっていた。何かトラブルが起きるなら、おそらく今日のデイ1のどこかだろう。今日は何としてもノートラブルで走りきって、無事にデイ2へとつなげなければ。

CUSCOレーシングからも86ラリー仕様が登場。開幕戦からデビューしたGAZOO 86に対して、こちらはグラベルを重視したセッティングのようだ

CUSCOジュニアラリーチームの2台の痛車、くす子号(左)と佐藤りあ号(右)も無事に車検通過していた

今回は臨時参戦イベントのため、シーズン前に立てられた年間スケジュールに沿って動くメロンブックス出張隊とRQ「めろんちゃんズ」はお休み。かわりにチームブースの一角でグッズを販売してたけど、チームの仕事との掛け持ちは忙しくて大変(汗)

ウチとCJRT以外にも、なんとサスペンションメーカーTEINもダンパッチ君ヌイグルミを販売していた! 全日本ラリーは時ならぬヌイグルミブーム?

 午前7時28分、ゼッケン29番「メロンブックスDUNLOPテインBRIGインテグラ」スタート。いよいよシリーズ生き残りをかけたメロン号の戦いが始まった!

SS(距離) ステージタイム(トップ差) クラス総合タイム(トップ差)
SS1/NagakusaKayayama Ⅰ
(6.18km)
7:01.5(+13.9)7:01.5(+13.9)
SS2/Tsuruishiyama I
(8.50km)
9:44.8(+26.6)16:46.3(+38.5)
SS3/NagakusaKayayama IⅠ
(6.18km)
7:03.4(+19.7)23:49.7(+58.2)
SS4/Tsuruishiyama IⅠ
(8.50km)
9:47.7(+36.0)33:37.4(+1:34.2)
SS5/Renaissance Ⅰ
(0.50km)
0:35.2(+2.9)34:12.6(+1:36.4)

眞貝知志選手(ドライバー)「ワダチがまだ小さかったSS1の映像です。こういう状態だと、慎重に走ったなりに想定できるタイム差です。ワダチができると、感触とタイムの差が10倍くらいに拡大! これがまさに経験の差というやつなんですね。要修行です」

眞貝選手「名物ルネサンスのステージも初走行。コンクリートのイン側は「こりゃやばいよねー」ということで思いっきり避けて走ってます。カーケアにも程がある!?」

 今回の福島戦は、デイ1の前半セクションに大きな障壁が立ちはだかっていた。6.18kmの「長草茅山」と8.50kmの「鶴石山」を2回ループしてから、サービス直前にギャラリーステージ「ルネサンス」0.50kmを走るという設定で、この前半セクションが2日間の中でもっとも距離が長いのだ。

 しかも、このセクションはどのステージも道幅が狭くて高低差があり、タイトコーナーが多くて平均速度が低い。昨日の雨のおかげで、ただでさえラフな路面がさらに悪化してもいる。メロン号にとって、もっとも苦手とするシチュエーションだ。

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