「いまどき」の仮想化環境ってどんなの?
あわしろいくや:「いまどき」の仮想化だと、たとえ手元にあるマシンにインストールする場合でも、「仮想化は仮想化専用ホストにやらせる」というのが多いんですかな。うちはVirtualBoxですけどね!
hito:多いでしょうねぇ。ちょっと前までは「OSに仮想化ハイパーバイザー入れて使う」って感じで、デスクトップアプリケーションの一つとして仮想化ソフトウェアが動いてます、って感じもよくあったとは思いますが。
編集S:それって何で?
さかもっちー:デスクトップアプリの一環として動かすより、一台に集約した方が便利だからぐにゅぅ?
やまね:「仮想マシンを動かすサーバー」っていうのは確かにそうだねー。
hito:「いまどき」っていうほど新しくもないんですけど、VMware ESXiが代表的かなぁ。
編集S:どんなの?
hito:こんなの。これはオープンソースではありませんが無料で使えます。メインのGUI扱うのにWindowsがあったほうが便利だけど、初期設定だけしてしまえばSSHで入って使うのもムリではないです。
編集S:VMware ESXiって便利? 便利なら使おうかなーと思ったりもしてる。
瀬尾浩史:便利らしいペン。
hito:ESXiは「物理マシン一台」が必要なのがちょっとしたネックかなぁ。でも一度準備してしまえばいろんな使い方ができて便利ですよ。
ミズノ:安鯖が余ってると入れてみると便利かも、ってところですねー。Ubuntu生で入れるよりもいいかも。うちはProxmoxにしちゃいましたが。
hito:仮想化のためにマシンパワーが結構必要になりますが、「いまどきの」仮想化環境だとふつー分散されるので、「デスクトップを使うマシン」と「仮想化を動かすマシン」に分割できる、ってのもありますかね。
あわしろいくや:正直ふつうのご家庭なら、VirtualBox入れたサーバーマシンでもいいと思うお……。
編集S:「ふつうのご家庭」にはサーバーないんで。
あわしろいくや:!
ミズノ:で、いまどきの常識だとさらに進んで、「仮想マシンを動かすサーバー群」を作ろう、って感じですね。Proxmoxとか、VMware vSphereとか、Ubuntu 12.04のUbuntu Cloud Infrastructure・10.04のUbuntu Enterprise Cloudとかが該当します。
編集S:よっしゃ、何を言っているのかわからない! ということで説明求ム。
あわしろいくや:要するにですな、「複数台の仮想マシンサーバー」を、まとめて「まるで一台の仮想マシンサーバー」であるかのように振る舞わせる、というソフトウェアがあるんですな。以前に出てきたプライベートクラウドが近いですな。
編集S:えーと、「仮想マシンサーバー」っていうのは「仮想マシンを走らせるマシン」で、それを複数台使う、と。
ミズノ:さりげなくクラウドとかVPSもそんなノリですね。コマンド一発で仮想マシンが走り出して、そこで自由にOSを設定できる。
さかもっちー:普通のご家庭や市井の一般人には必要のない機能ぐにゅぅ。
hito:そんなこともないと思うけどなー。
編集S:ほほー。なんかメリットがある?
瀬尾浩史:詳しい部分は次ページからだったりするペン。
この連載の記事
-
第61回
PC
~師範、Ubuntu道場が最終回です!~ -
第60回
PC
~師範、組版システム「TeX」について教えてください!~ -
第59回
PC
~師範、Ubuntu関連のイベントを教えてください!~ -
第58回
PC
~師範、日本語Remixの作り方を教えてください!~ -
第57回
PC
~師範、Ubuntu独自のテクノロジーについて教えてください!~ -
第55回
PC
~師範、Ubuntu 12.04の特徴を教えてください!~ -
第54回
PC
~みなさん、Ubuntuに触ったきっかけを教えてください!~ -
第53回
PC
~師範、Ubuntuのヘビーユーザーってどんな感じでしょう?~ -
第52回
PC
~師範、Ubuntuは今後どうなるんですか?~ -
第51回
PC
~師範、ARMって何ですか!~ - この連載の一覧へ