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行っとけ! Ubuntu道場! ― 第43回

~師範、サウンドまわりがよく分かりません!~

2011年05月26日 16時00分更新

文● hito(Ubuntu Japanese Team) イラスト●瀬尾浩史

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なんで音が出ないの?

あわしろいくや:そうしてできた「アナログ扱う部分」がAC'97コーデックですな。

ミズノ:論理層と物理層に分けるみたいな理解でOK?

瀬尾浩史:おっけーだと思うペン。

ミズノ:……「97」って1997年の97?

hito:そー。20世紀の話ー。

瀬尾浩史:思えば遠くに来たものペン……(たそがれ)。

やまね:ペンギンが遠くを見ている……。

hito:で、いまどきのオンボードサウンドの多くはこのAC'97の末裔だったりします。後継版は「High Definition Audio」(Azalia)っていう規格で、まあ要するに対応できる周波数とか、いろんなものを拡張したものだと思えば。ここで重要なのは、「各種ジャックを自由に配置できるようになった」ってところですね。

編集S:お、なにか核心めいたところが出てきた!

ミズノ:自由に配置できるってことと、問題が起きる可能性があるってことはコインの裏表ですからねー。

さかもっちー:そうですねー。

hito:このジャック配置の問題は、まあ要するに「ノートPCなんかだと、何がどう接続されているのか予測できない」なんてことがある、って話です。ノートごとにカスタマイズされてたりもしますから。

編集S:それで「ドライバレベルでは見えてるけど音が出ない」ってやつが出てくる、と……?

さかもっちー:なぜか「ライン入力」にヘッドフォンをつなぐと音が聞こえる、っていうのはそれが原因……?

hito:まあ他にも色々ありえるんですが、多いのはそんな感じですね。

編集S:うーむ、奥が深い。

ミズノ:これを使ったトラブルシューティングは次回やるのがいいかなぁ。今回は背景知識ばっかりやればいいんですよ!

編集S:ではそれで。

あわしろいくや:で、「ドライバとして見えている」の部分の説明も必要ですな、きっと。

編集S:うむ。よろしく。

さかもっちー:担当のさかもっちーでーす。

やまね:担当なのか……。

瀬尾浩史:細かいところは気にしない方向でいくペン。

小林:確か、さかもっちーさんが描いた図がありましたね。

hito:これですね。

さかもっちー氏作成の「Linuxサウンドのしくみ」図

あわしろいくや:魔方陣みたいですなぁ。

編集S:ええと、これは要するに、「いろいろなデバイスやアプリがあるけど、全部“ALSA”という仕組みで音が出ている」という読み方をすればおっけー?

hito:おっけーです。大抵のUbuntu環境では、「サウンドドライバ」というのはALSAドライバとイコールですし。

編集S:ALSAっていうのはどういうものなんだろう?

さかもっちー:要するに、「Linuxにおけるサウンドの仕組み」です。

hito:ALSAっていう仕組みに基づいてドライバを書くと、APIに従ってアクセスするアプリケーションであれば簡単に音が出ます、と。まあ実際にはもっといろんなラッパーを経由するんで、プログラマが意識することはあんまりないです。

ミズノ:「ALSA」というものを経由して音が出る、と理解しておけばいいと。


(次ページへ続く)

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