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どれを選ぶ?クラウド/SaaS ― 第6回

世界有数の個人サービスでクラウドに切り込むGoogle

2009年07月28日 09時00分更新

文● 山本雅史

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 Googleといえば、世界有数の検索エンジンを使って広告ビジネスを行なっている企業と思っている人も多いだろう。しかしGoogleは、自社が提供している様々なサービスを、企業向けに「Google Apps」として、SaaS形態で提供している。さらに、Googleが持つ膨大なサーバーを利用したクラウドサービス「Google App Engine」もまた、展開している。


膨大なユーザーに鍛えられた
Google Apps

 Google Appsは、Googleが提供している様々なサービスを企業向けに提供しているSaaSサービスだ。現在、Google Appsでは、電子メールのGmail、Googleカレンダー、Googleドキュメント(Officeソフト)などが提供されている(参照)。

Google Appsが提供しているサービス

サービス名 サービス内容
Gmail 電子メール
Googleカレンダー カレンダー
Googleドキュメント Web上で提供されいてるOfficeソフト(ワープロ,表計算ソフト、プレゼンテーションソフト)
GoogleTalk チャットソフト
Googleビデオ YouTubeの機能をエンタープライズ向けに提供
Googleサイト ホームページの作成機能

 SaaS(Software As a Service)は、特定のソフトウェアをインターネット上のサーバーで提供するサービスだ。SaaSの大きな特徴は、サービスを受けている企業ごとにサーバーを用意するのではなく、サービスを提供する企業が全体で1つのサーバー群を用意していること。つまり、利用企業ごとにサーバーが分かれているのではなく、特定のサービスをみんなで共用で利用するという点だ。

 多くのユーザーを1つのサービスに収容することで、サービスを提供するコストは劇的に低下する。また、サービスの提供コストが低下するということは、多くのユーザーが利用すればするほど、サーバーやソフトウェアの開発投資に資金を回していくことが可能となる。そのため、個々の企業でソフトウェアを購入した場合に非常に高価になる機能も低価格で利用できる。

 もちろん、単一のサービスを全員が利用するからといって、他社のデータを別のユーザー(企業)が見てしまうような事態にはならない。こういったセキュリティはきちんと守られている。

Google Appsの企業利用の一例。米Avago Technologiesのビデオ

次ページに続く

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