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どれを選ぶ?クラウド/SaaS 第4回

そもそも経理ソフトって何?「ツカエル経理(J-SaaS版)」

2009年05月29日 09時30分更新

文● デジカル・田口和裕

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経済産業省が推進するSaaSプラットフォーム「J-SaaS」(関連記事)が稼働を開始した。J-SaaSには、既存のパッケージ製品が“SaaS版”として多数用意されている。



今回はその中で、ビズソフト株式会社が提供するJ-SaaS上のアプリケーション「ツカエル経理(J-SaaS版)」を紹介しよう。このソフトは、同社が展開する中小規模企業向けパッケージソフト「ツカエル経理2009PRO」を「J-SaaS」に対応させたもので、電話サポート&インターネットでのヘルプデスクも含め月額2100円(税込)で利用できるようになっている。

機能、使い方、価格ともに
パッケージ版と同じところが特徴

メイン画面

ツカエル経理メイン画面。まるでスケジューラーのようだが、日々の収支を直観的に入力し、一目で把握できるようになっている

 「ツカエル経理」は、すでにパッケージソフトで販売されており、J-SaaS版はこれらと機能や価格などの面で何が違うのか気になるところだ。同社経営企画室 室長の中尾安芸雄氏はそれぞれの製品について「使い方はまったく同じであり、どちらかが大きく異なる機能を有しているということは、ありません」と説明してくれた。「価格についても、パッケージ版ではベーシック版が6カ月のサービス期間で1万4700円となっており、月額で考えても2450円と、SaaS版との差は僅かです」とのことだ。

 では、両者の違いとは何なのだろうか。「違いは提供方法になります。実際に店頭でパッケージを購入されるか、SaaSを導入されるか、ご利用になられる方に、柔軟な提供方法をお選び頂けるのが最大の違いと言えます」。ここまで違いがないというのは、実はツカエル経理は、J-“SaaS”版とはいえ、パソコンにインストールするソフトだからだ。ソフトウェアの認証やデータの保管を、J-SaaS基盤で行なう(データ保管はパソコンで行なうこともできる)のが特徴である。

 なお、会計ソフト「ツカエル会計(J-SaaS版)」(利用料は月額2730円)もJ-SaaSプラットフォームで提供している。

次ページに続く

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