マイクロソフトのビジネス向けオンラインサービス「BPOS」(Business Productivity Online Suite)(関連記事)が発表された。用意されるサービスとその価格は、以下の4種類。
- Exchange Online(月額1044円)……電子メール、予定表
- SharePoint Online(月額757円)……ポータル機能、コラボレーション
- OfficeCommunications Online(月額261円)……プレゼンス、インスタントメッセージング
- Office Live Meeting 2007(月額800円)……音声・ビデオ通話/会議、データ共有会議
上記4サービスを統合した、“グループウェアのスイート”であるBPOSが、月額1567円となっている。価格を比較すれば分かるとおり、BPOSのほうがかなりお得である。これら価格は、為替の要因なども考えて、ワールドワイドのプライシングを最適化して出てきたものなので、長中期的に使っていけるものだという。
マイクロソフトは、BPOSはITコストの削減につながるほか、ITはコストセンターという呼ばれかたをしているが、業務改善を推進することで、プロフィットセンター的な位置づけに推進していきたいとのビジョンを語った。
従来の、インストール型のアプリケーションとの使い分けだが、たとえば本社ではExchangeを使い続けて、海外の支社ではオンラインサービスをつかうといった棲み分けも想定されている。
記者団とのQ&Aセッションでは、Google Appsと競合すると思うが? との問いに、Google Appsはコンシューマの世界から発展したものだが、マイクロソフトのサービスはフルレンジのエンタープライズのリプレイスメントに対応するものという意味で、企業での活用に関する信頼性をアピールした。
サービスインは4月中。パッケージ版との詳細な機能比較も、それまでにはWebページで発表されるとのことだ。