筆者の周囲では購入者が2人も!
さらに言えば電池の持ちもよくなっている。仕様を見ると、アルカリ電池では従来の1.5倍、時間にして5時間も伸びた(いずれも電池はソニー製。乾電池についてはこちらの記事群も参照)。半日以上出歩いても、電池交換せずに済むわけだ。
CS3K | CS1KSP | |
---|---|---|
アルカリ乾電池 | 約15時間 | 約10時間 |
ニッケル水素充電池 | 約16時間 | 約14時間 |
今までいろいろなメリットをあげてきたが、こんなスゴいCS3Kをガジェット好きが放っておくわけがない。GPSユニットというあまり数が出るわけではないジャンルにも関わらず、筆者の周囲では2人もCS3Kを購入していた。一人は、GPSにかなり造詣が深い、弊社アスキー総合研究所・遠藤諭所長だ。ご意見をうかがってみると……。
CS3Kは、最近取材で行った佐世保にも、韓国にも持っていった。電池は前に10万円分ほど買い占めたリチウム単三乾電池を使ってるんですが、持ちが結構よくて1日は楽勝。
あと、ソフトがよくできていて使いやすい。ジオタグ(位置情報)を写真に張る作業は、基本的に面倒くさいんです。CS3Kは本体で写真を埋め込もうとすると一度に60枚までしか扱えない。何度も指示すればいいんですが、それが面倒くさいので僕はパソコンを使っていて、CS3Kに付いてくるWindows用のソフト(GPS Image Tracker)を活用すれば割と気軽にできてしまう。そして別のソフト(Picture Motion Browser)でGoogle マップに表示という流れがすごく簡単。「ジオタグ当たり前」の時代が来ているんだなぁと実感できた。
もう一人は、Macライターの小原裕太氏。GPS好きで、いくつかGPSユニットを持っているが、現在、最も活用しているのはCS3Kだという。
僕の持っているGPSユニットの中では、感度は抜群ですね。特に測位が早く始まるようになったと実感しています。毎日、家の近くの新宿や渋谷を散歩してログを取っているんですが、以前のCS1KSPでは数分歩いてから測位が始まっていた。でもCS3Kなら家を出てからすぐにGPS衛星をとらえてくれる。ログを取るという意味では、信頼性が上がっていると思います。
あと、やっぱりMacユーザーとしては、本体でジオタグが埋め込めるというのは便利ですね。外出時、家にケータイを忘れてきても「まぁいいか」となるけど、CS3Kなら「ちょっと取りに帰ろう」と思うほど愛用しています。
iPhotoの「撮影地」にピンが立てられていく感覚はとても楽しい。東京と愛知にピンが立っているのを見ていると、「次は静岡にでも行ってみようかなぁ」とその間のピンを埋めたくなる衝動にかられる。iPhotoを使うことで、単に旅行を満喫するだけでなく、そのときに撮った写真を整理したり、次の旅行の計画を立てたりすることでも楽しめるようになる。
そこにCS3Kがあれば「鬼に金棒」だ。CS3Kはソニー製なので、取り扱っている販売店が多くて入手しやすいメリットもある(Amazon.co.jpでも売っている)。Macユーザーならこのゴールデンウィークで旅行に出かける前にiLifeとCS3Kを手に入れておいて、ぜひiPhoto '09の「撮影地」機能を試してみてください!
※次回はiPhotoのスライドショーを取り上げます
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