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最新パーツ性能チェック ― 第74回

Socket AM3対応「Phenom II X4 810 & X3 720BE」の実力チェック

2009年02月10日 22時00分更新

文● Jo_Kubota

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 AMDは、Socket AM3に対応するクアッドコアCPU「Phenom II X4 810」(以下X4 810)、トリプルコアCPU「Phenom II X3 720 Black Edition」(以下、X3 720BE)を2009年2月9日、日本で発売すると正式に発表した。ただし、どちらもまだ店頭には並んでおらず、出回るのは2月下旬~3月上旬になるとみられる。

「Phenom II X4 810」「Phenom II X3 720 Black Edition」

 従来のPhenom IIとの違いは、どちらもSocket AM3に対応し、DDR3 SDRAMが使えるようになった点だ。またDDR3 SDRAMを搭載するためには、当然対応するマザーボードが必要となる。昨日の発表をうけて各メーカーからSocket AM3対応マザーボードが店頭に並んでいるが、Socket AM3マザーボードに、Socket AM2のCPUを差すことはできない。逆にSocket AM3のCPUは、Socket AM2/AM3どちらにも差すことができる。しばらくの間、購入するCPUとマザーボードの関係について注意する必要があるだろう。

左が、Socket AM2のX4 940BE、右がSocket AM3のX4 810。矢印の部分のピンがSocket AM2のCPUにあるため、Socket AM3のマザーボードに差せないようになっている

 さて今回発表された2つのPhenom IIと、先に登場したPhenom IIはCPUソケット以外にも違いがある。一つはHyper Transportのクロックが1.8GHzから2.0GHzへと引き上げられている点だ。そしてもう一つはTDPが125Wから95Wへと引き下げられている。製造プロセスやステッピングに変更はないため、TDPが下がったのは単にクロックおよびコア数が減少したことに起因していると見ていいだろう。
 また面白いのは、X4 810とX3 720BEのスペックの関係だ。X4 810はクアッドコアでクロックは2.6GHz、そしてL3キャッシュが4MB。一方、X3 720BEがトリプルコアで2.8GHz、L3キャッシュは6MB搭載している。コア数で選ぶか、クロックで選ぶのか、それともL3キャッシュ容量で選ぶのか?と、スペックをパッとみて損得勘定がしにくいラインナップとなっている。モデル名からすれば、X4 810の方が上位モデルとなるだろうが、L3キャッシュ容量とクロック差を勘案すると、シーンによってはX3 720BEの方が速くなる場合もありそうだ。

CPUスペック
モデルナンバー Phenom II X4
810
Phenom II X3
720 BE
Phenom II X4
940 BE
対応CPUソケット Socket AM3/AM2 Socket AM3/AM2 Socket AM2
ステッピング C2 C2 C2
製造プロセス 45nm SOI 45nm SOI 45nm SOI
コア数 4 3 4
動作クロック 2.6GHz 2.8GHz 3GHz
HTクロック 2GHz 2GHz 1.8GHz
2次キャッシュ 512KB×4 512KB×3 512KB×4
3次キャッシュ 4MB 6MB 6MB
TDP 95W 95W 125W
対応メモリ DDR2-1066
DDR2-1333
DDR2-1066
DDR2-1333
DDR2-1066
店頭予想価格 1万7980円 1万4980円 2万4800円
「Phenom II X4 810」(Cool'n'Quiet有効時)のステータス「Phenom II X3 720 810」(Cool'n'Quiet無効時)のステータス
「Phenom II X3 720 Black Edition」のステータス

(次ページへ続く)

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