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アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009 ― 第1回

知ったかは恥ずいゼ

アキバで恥をかかないための最新パーツ事情2009【CPU編】

2009年04月29日 20時00分更新

文● Jo_Kubota

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 PCパーツの移ろいは、業界にいる我々も目を離している隙に置いていかれることも多い。こんな仕事をしている筆者も、自分の使っているPCの中身をアップグレードしようと思ったら、すでに対応パーツがなくて、結局一式近い買い替えが必要ということに驚くとか、ともかく、ボーっとしているとアッという間に取り残されたりする。

 PCライターが、そんなんでいいのか?

というツッコミが聞こえてきそうだが、実際そんなもの。最新パーツをバカスカ買って、3度の飯よりパーツ大好き!という変●は、世の中では少数派なのである(かつて筆者にもそんな時期がありましたが、今は……)。
 そんな筆者を含め、時計の針が「Pentium 4」や「Athlon XP」あたりで止まっている諸氏や、これからPCを自作しようという人のために、イマドキのトレンドというものを僭越ながら、紹介していこう。

 さて第一回は、CPUだ。
 まずは、CPUのトレンドを知っておこう。
 今も残っているPCパーツとしてのCPUメーカーは、IntelとAMD、そしてかなりニッチだが、VIAがある。VIAを除き、IntelとAMDは昔も今も火花を散らしてラインナップを競いあった結果、時代は予想もしなかった方向に向かっている。

今の主流は“Quad Core”

 今のCPU、いわゆる普及価格帯の製品は、ほぼ「Quad Core」(クアッドコア)なCPUとなっている。つまりCPUパッケージの中に4つのコアが入っているのだ。ちょっと前まで2つのコアがパッケージされていた「Dual Core」(デュアルコア)が主力だったが、今はもうQuad Coreの時代なのである。

Core i7の内部構造。4つのCPUコアが並び、上にメモリーコントローラー、下に共有型3次キャッシュが配置される

 その一方で、シングルコアのCPUはどんどん市場から消えてゆき、今やIntelもAMDもシングルコアなCPUは、正式ラインナップからディスコン(販売終了)となり、店頭や流通に残っている在庫のみになっている。つまり、店頭のディスプレイに並んでいるCPUのほとんどは、Dual Coreか、Quad Coreなのである。「シングルコアのCPUくださーい」と言っても売ってくれないのだ。
 そして、Quad Coreから1個コアが減った「Triple Core」(トリプルコア)のCPUも登場している。それが、AMDのPhenom II X3シリーズだ。性能はそのまま、Dual CoreとQuad Coreの中間という微妙な製品だが、Athlon X2シリーズよりもL2キャシュ容量が大きく、しかも安価ということで、そこそこ人気がある。

「Phenom II X3 720 Black Edition」。トリプルコアという前代未聞のCPUとして登場。そこそこ人気はあるが、すでにPhenomやPhenom IIの価格が下がり、いまいちブレイクしきれていない

 さてPentium 4の時代に登場した、論理的にDual-CPUとする「Hyper Threading」(ハイパースレッディング)というのがあったが、一時期、このHyper Threadingも姿を消していた。なぜなら物理的にDual CoreやQuad Coreになってしまったので、論理的に2つのCPUを作り出す必要がなかったからだ。
 しかし、IntelのハイエンドなCPU「Core i7」でHyper Threadingが復活し、Quad Core×Hyper Threadingで、なんと8CPUとして認識したりする。「8CPUなんて誰が必要なの? バカなの? 死ぬの?」と2chでお約束のツッコミをしたくなる諸氏の気持ちとは裏腹に、今後もCPUのコアは増え続けるのである。

物理的なCPUコアを仮想的に2個のCPUコアに見せる。このため、Core i7では仮想的に8つのコアがあるように見える

 そんなにCPUコアが増えても使い道がないと思う人も多いだろう。確かにインターネット用途くらいでは使い道はまったくない。しかし、ニコニコ動画やYouTubeのように気軽に投稿できる動画サイトの台頭により、動画編集やエンコード、トランスコードといった需要は高まっており、そんなとき、CPUコアがたくさんあると便利だったりする。

「Core i7」LGA1366ソケットに対応するハイエンドCPU。Quad Core×Hyper Threadingで、8CPUまで認識する!

(次ページへ続く)

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