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Gmailを完璧に使い倒す(秘)テクニック 第24回

Gmailに届いたメールをTrelloのカードとして登録する方法

2017年11月13日 10時00分更新

文● 島徹 編集●南田ゴウ

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Gmailをメインの登録先や連絡手段として使っているユーザーは多いかと思いますが、ちょっと設定を加えるだけでさらに便利になります。ライターの島徹さんが日常生活でも役立つGmailのTipsをご紹介。

Gmailがサードパーティー製アドオンに対応
アドオンを使ってメールをTrelloのカード化

 Googleは10月24日から、サードパーティー製のGmailアドオンへの対応を開始しました。これまでGmailのアドオン機能と言えばGoogle自社のLabs機能か、Chormeブラウザー側のものを利用するのが中心でしたが、Gmail自体がサードパーティー製アドオンの追加に対応することで、他社ウェブサービスとの連携が容易になります。

Gmailアドオンは、Gmailの歯車アイコンから「アドオンを取得」を選ぶとインストールできる

 現在対応しているのは「Asana」「Trello」「Wrike」「Intuit QuickBooks」「ProsperWorks」「RingCentral」「Smartsheet」「Streak」ほかいくつかで、基本的には法人の利用が多いタスク管理ツールが中心となっています。

 対応環境はPC向けGmailとAndroidのGmailで、現時点でiPhoneなどiOSのGmailには対応していません。

 では実際にアドオンを追加してみましょう。PC版Gmailの画面右上の歯車アイコンから「アドオンを取得」を選ぶと、現在Gmailに対応しているアドオンが表示されるので、利用したいものを選ぶだけです。今回はTrelloをインストールしました。

 インストールが完了すると、Gmailのメール閲覧画面の右にTrelloなどのアドオン用のアイコン欄が追加されます。Trelloのログイン設定をして利用を開始しましょう。

メール閲覧画面の右に、アドオンの表示画面が追加される

 ただし、筆者の環境ではアドオンを初めてインストールした際、画面右のアドオンがなかなか表示されませんでした。Gmailをいちどログアウトしたり、設定のGmail表示言語をいちど「English(US)」に変えたりするうちに表示されるようになりました。理由は不明ですが、初めてアドオンを利用する際にうまく表示されなかったら、これらの方法を試してみましょう。

 また、Trelloなどアドオンの認証もエラーが出やすいですが、これはChromeのCookieを消去すると上手くいきやすいようです。まだGmailアドオンの実装や、日本語環境への対応が不完全なのでしょう。

 なお、筆者のAndroid(Nexus 5X)のGmailでは、まだGmailアドオンの表示に成功していません。こちらもいろいろ試したのですが、表示には時間がかかるのかもしれません。

 話は戻りますが、Trelloのアドオンは表示中のメール内容を、そのままTrelloで管理しているタスク、カードとしてそのまま登録できます。いちいちTrelloを表示してコピー&ペーストする必要がなく、メール内容をすぐにTrelloのほかの作業者と共有したり、作業期限を切るといった操作が可能です。

GmailのメールをそのままTrelloのカードとして登録、期限などの情報を追加したりできる

 Gmailアドオンは今のところ、アドオン数やGmailへの表示に不具合も見られます。とはいえ、対応サービスが増えれば便利な機能に違いありません。今後の対応状況に注目しましょう。


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