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さとうなおきの「週刊アジュール」第2回

続・Ignite 2017特集、Azure PaaSのアップデートをまとめてチェック

Ignite 2017のPaaS新機能にキャッチアップ!サーバーレス、コンテナー、AIを強化

2017年10月11日 09時30分更新

文● 佐藤直生 編集 ● 羽野/TECH.ASCII.jp

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 こんにちは、さとうなおきです。「週刊アジュール」では、先週の1週間に発表されたMicrosoft Azureの新機能から、筆者の独断と偏見で選んだトピックについて紹介していきます。

 「週刊アジュール」第2回は、前回に引き続き、Microsoft Ignite 2017特集です。今回は、PaaSの新機能をご紹介していきます。

 前回も、Ignite 2017のいくつかの基調講演(Vision Keynote、Technology Keynote、General Session)を紹介しました。PaaSをカバーしている基調講演(General Session)としては、AIデータプラットフォーム(SQL Server 2017、Azureデータサービス)IoTなどがあります。興味のある領域があれば、是非チェックしてみてくださいね。

Azure App Service:Premium v2プランのGA

 Azure App Serviceは、Webアプリ、Web API、モバイルバックエンドをホストするためサービスです。

 今年7月にパブリックプレビューになっていたAzure App Service Premium v2プランは、ユーザー専有型の既存のPremiumプランのアップグレード版にあたります。Premium v2プランは、Premiumプランに比べてより高速なCPU(Dv2シリーズ)、SSDストレージ(PremiumプランはHDD)、2倍のメモリ対CPUコア比を提供します。

 今回、このPremium v2プランがGA(一般提供)になりました。Azure App Serviceで大規模なアプリケーションをホストする場合は検討してみてくださいね。

 詳細は、ブログポスト「Announcing general availability of the new App Service Premium Plan」Azure App Serviceの価格ページをご覧ください。

Azure Functions:Azure Cosmos DBの統合

 Azure Functionsは、サーバーレスアプリケーションをホストするためのサービスです。

 Azure Functionsには、トリガー、入出力バインディングという概念があります。トリガーによってイベント駆動型でAzure Functionsの関数を起動し、入力バインディングで入力データを取得し、出力バインディングで出力データを格納します。

 今回、Azure Functionsで(NoSQLデータベースサービスである)Azure Cosmos DBのトリガーがサポートされました。Azure Cosmos DBの更新が発生したら、そのイベントを基にして関数を起動できるようになります。Azure Cosmos DBの入出力バインディングはすでにサポートされていたので、これでトリガー、入出力バインディングのすべてでAzure Cosmos DBがサポートされることになります。詳細は、ブログポスト「Azure #CosmosDB – database for serverless era」「Develop Azure Functions on any platform」をご覧ください。

Azure FuntionsとAzure Cosmos DBの統合

Azure Functions:Microsoft Graphバインディングのサポート

 Office 365などのMicrosoftクラウドのデータにアクセスするためのAPIであるMicrosoft Graphに対するバインディングもサポートされました。詳細は、ブログポスト「Serverless for all developers: bringing Azure Functions to Linux, Mac, planet scale NoSQL, real-time analytics, and productivity apps」Microsoft Graphバインディングのドキュメントをご覧ください。

Azure Functions:Azure Stream Analytics出力のサポート

 リアルタイムストリーム処理サービスであるAzure Stream Analyticsの出力先として、Azure Functionsのサポートがプレビューとして追加されました。詳細は、ブログポスト「New in Stream Analytics: Output to Azure Functions, built-in anomaly detection, etc.」Azure Stream Analyticsの出力のドキュメントをご覧ください。

Azure Functions:macOS/Linuxでのローカル開発が可能に

 Azure Functionsでは、これまでWindows上でのローカル開発(ローカルでの実行やデバッグ)が可能でした。今回、Azure Functionsのランタイムをクロスプラットフォームの.NET Core 2.0に移行したことにより、macOS、LinuxでもAzure Functionsのローカル開発が可能になりました

Azure Functions:Azure Application Insights統合のGA

 今年4月にプレビューになっていたAzure FunctionsのAzure Application Insights統合が、GAになりました。Azure Functionsのアプリケーションパフォーマンス管理が楽になりますね。詳細は、ブログポスト「Serverless for all developers: bringing Azure Functions to Linux, Mac, planet scale NoSQL, real-time analytics, and productivity apps」Azure Functionsの監視のドキュメントをご覧ください。

Azure Service Fabric:LinuxコンテナーオーケストレーターのGA

 Azure Service Fabricは、Windows Server/Linux上で動作するマイクロサービス・プラットフォームであり、コンテナーオーケストレーターでもあります。

 Windows Server向けのAzure Service Fabric(マイクロサービス・プラットフォーム機能、コンテナーオーケストレーター機能)は、すでにGAになってます。Linux向けのAzure Service Fabricは、昨年4月にプライベートプレビューになり、昨年9月にはパブリックプレビューになっていました。

 今回リリースされたAzure Service Fabric 6.0で、Linux向けのAzure Service Fabricのコンテナーオーケストレーター機能がGAになりました。現在は、Ubuntu 16.04がサポートされており、今後、Red Hat Enterprise Linuxなど他のLinuxディストリビューションのサポートも計画されています。

 詳細は、ブログポスト「Announcing the general availability of Service Fabric on Linux」「Service Fabric 6.0 Release」、記事「大胆に機能拡張、コンテナーを1個から作成して秒課金する『Azure Container Instances』」Linuxコンテナーのクイックスタートのドキュメントをご覧ください。

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