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せきゅラボ研究結果 第12回

使い勝手が良くなったマカフィー リブセーフ 2016を入れてみた

知ってた? 1本でMacもスマホも家族全員分守ってくれるセキュリティソフト

2016年02月17日 18時00分更新

文● 二瓶 朗 編集●ASCII.jp

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「True Key」にマスターパスワードと顔データを登録。これで顔認証が可能になった

“顔認証→即ログイン”の楽ちん感をぜひ日常生活に取り入れよう!

 クラウドサービスなしには仕事もマトモにできない昨今、色々と面倒なのがパスワード管理だ。かといって同じIDとパスワードを複数のサービスで流用していると、どこか1ヵ所で流出してしまったが最後、すべてのサービスに不正アクセスされる可能性が高くなる。面倒ではあるが、サービスごとに異なるIDとなるべく複雑なパスワードを設定しておくのが鉄則だ。

 とはいえ、ソーシャルや通販も考えると数十個のIDとパスワードを作って覚えるべし、というのは酷だろう。

 そんなIDとパスワードの管理を容易にするのが、リブセーフの「True Key」だ。これは、複数のIDとパスワードの管理に生体認証を利用する機能。たとえば、認証された顔画像と各サイトのID、パスワードを紐付けておけば、次からは顔認証するだけで即ログインできる。

各種WebサービスのID、パスワードを登録して紐付ける

 また、家族5人までの生体データを登録することができ、家族それぞれのIDとパスワードを管理できる。たとえば家族で共有してPCやタブレットを使っている場合でも、お母さんがお父さんのSNSにログインしてしまって、家族的にアレな問題が発生! というようなことも起きなくなるというわけだ。

スマホを真面目に守ってくれる

 スマホやタブレットの場合、注意したいのは端末の管理だ。もしも端末自体を誰かに持ち去られてしまったら、中身を覗かれたり情報を盗まれることがありうる。そこでリブセーフをスマホやタブレットにインストールしておけば、「位置情報」機能によって現在のありかがわかるし、端末の遠隔ロックも可能だ。

リブセーフをインストールしたスマホの「位置情報」をPCから確認してみた。どこにあるのか地図で一目瞭然

 「データの保護」機能で、スマホ・タブレット内のデータを自動バックアップして万が一に備えると同時に、緊急時にはリモートワイプでデータを完全消去して工場出荷状態にすることもできる。めでたく端末が戻ったときには、個人データはバックアップから戻し、アプリなどは入れ直せばいいだろう。

 ほかにも、紛失したハズの端末を操作しようとしているナゾの人物(善意にあふれた人かもしれませんが)の写真をこっそり撮影して送信する「CaptureCam」機能や、端末バッテリーの残量がなくなる直前の位置情報を自動的に保存する「SOS」機能など、とにかくスマホやタブレットの端末自体と、内部データを守るための仕組みが充実しているのがリブセーフの特徴。

 まさにモバイルファースト時代に最適のセキュリティ対策ソフトと言えるだろう。一番身近な“PC”がスマホになった2016年にぴったり。

TrueKey同様、生体認証技術を採用したクラウドストレージ「パーソナルロッカー」。PINコード、顔認証、そして音声認証の三段構えで重要データを保持する。スマホアプリとして、リブセーフとは別にインストールが必要

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