睡眠センサー・目覚ましバイブレーターとしてはJawbone UPの勝ち
しかし、睡眠モニター用のリストバンド。これは最初に思った通り、使いません。この原稿の撮影のために1回、使用感のチェックのため実際の入眠時に1回、たったの計2回装着しただけです。理由は簡単。めんどうくさい。寝る前に次のようなステップを踏まねばなりません。
- Fitbit One本体をベルトから外し
- クリップホルダーから取り出し
- リストバンドのポケットに入れ替え
- 腕にリストバンドを装着する
目が覚めたら、今度はその逆のプロセスを経て、歩数計として再装着する必要があります。睡眠状態の検知と、めざましバイブレーションのために、そんな手間を毎日かけるわけにはいかないのです。だって私はIT社会に生きる多忙なビジネスパーソンだから。
というわけではないですが、そこまでして使うありがたみがない。リストバンドを付けると、睡眠の浅い深いを検知して記録はします。が、それを利用して、私に何かのメリットが生じるわけではない。睡眠のログを見たところで「あ、ここで寝たね」「深く寝たね」「あ、また寝たね」ということが分かるだけで、医療従事者でもない私は何をすれば良いのでしょう。
そこへいくと、Jawbone UPは、睡眠の浅いところを狙ってバイブレーションをかけ、比較的無理なく目が覚めるような仕掛けがある。Fitbit Oneは設定した時間にバイブレーターが唸るだけ。睡眠が浅かろうが深かろうが、お構いなしに叩き起きしてくれます。睡眠状態を検知する意味ないじゃん、ということです。
睡眠状態のセンサーと目覚ましだったら、最初からリストバンド型であるJawbone UPの方が全然すごいわけです。
しかしFitbit Oneの歩数計としての使いやすさは最高です。これは声を大にして言いたい。