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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第48回

ドコモ・ツートップ&HTC J One、スタミナが長~い機種は?

2013年07月08日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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ワンセグ比較では
平凡な結果に終わる

 まずはワンセグのチェック。ワンセグが受信できない部屋に、ロジテックのホームアンテナ「LDT-ANT1BK」を設置し、半径約1.5mのワンセグエリアをつくり、スマートフォンを少しずつ遠ざけながら受信感度を見る。

室内にワンセグのエリアを作るロジテック「LDT-ANT1BK」

  Xperia A GALAXY S4 HTC J One
アンテナ形状 ホイップ式 ホイップ式 内蔵
視聴感度 2.5m 2.5m 2m
公式スペック 5時間20分 6時間30分 5時間40分
連続視聴時間 5時間45分
+残量10%
6時間30分
+残量15%
5時間20分

 これはXperia Aの感度が良かった。2.5mまで離れてもほとんど乱れない。スムーズな視聴が可能だ。Xperia Zではイヤホンにアンテナを挿す必要があったが、ホイップ式アンテナになったことも好印象である。GALAXY S4は同じく2.5mまでスムーズに見られるが、Xperia Aよりも若干感度が劣る印象。乱れや固まることが多めだ。

 HTC J Oneはアンテナが内蔵タイプのためか、2mまで離れると「受信感度が弱い」という警告表示が出る。それでも2.5mまで映像は届いていたが、映像が乱れやすいため2mとした。

 ワンセグの連続視聴時間は公式スペックに近い結果となった。最長はGALAXY S4。6時間30分でワンセグが止まったあとも、電池残量が15%あった。これならワンセグをガンガン見たあとも、しばらくスマホを使えそうだ。

GALAXY S4は6時間30分、ワンセグを視聴して、まだ残量有り

 2位はXperia A。こちらも電池残量が10%残っていた。3位のHTC J Oneは電池残量が空になるまで視聴して5時間20分。他の2機種よりワンセグが苦手なようだ。

 では歴代機種と比べてはどうだろうか? ワンセグ非対応の機種を除き、ベスト10までを紹介しよう。

1 AQUOS PHONE Xx 203SH 12時間25分+残量10% 2200mAh
2 AQUOS PHONE ZETA SH-02E 10時間+残量約15% 2320mAh
3 GALAXY Note II SC-02E 9時間55分+残量約15% 3100mAh
4 G'zOne TYPE-L CAL21 9時間+残量約15% 1800mAh
5 MEDIAS U N-02E 8時間+残量約15% 1720mAh
6 PANTONE 5 107SH 8時間30分 1460mAh
7 AQUOS PHONE SERIE SHL21 7時間59分 2040mAh
8 HONEY BEE 201K 7時間45分+残量8% 2000mAh
9 INFOBAR A02 7時間30分 2100mAh
10 HTC J butterfly HTL21 6時間50分 2020mAh

 実は今回の3機種はトップ10にも入れず。1位の203SHが12時間以上視聴できたため、GALAXY S4でもその半分程度だ。もっとも10時間を超えたのは203SHとSH-02EのAQUOS PHONE 2機種のみ。シャープ製スマホのワンセグの視聴時間は別格という印象だ。バッテリー容量が大きいから長い、大画面だから短いというわけでもない。ワンセグの視聴時間は特に各社の技術で差がある印象だ。

 視聴時間では5時間台の機種がもっとも多く、続いて6時間台。ツートップ&HTC J Oneはワンセグの視聴時間自体は普通と言える。では、それ以外ではどうだろうか。

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