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このスマホ、ホントに買い? 話題のスマホ徹底レビュー 第30回

冬スマホ最強と謳われる「HTC J butterfly」のスゴさを確認

2012年12月21日 12時00分更新

文● ヤシマノブユキ

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高性能だったカメラが
さらに使い勝手が向上!

 カメラで感心したのは、動画撮影中の画像撮影時に画素数が落ちなくなった点。旧モデルでは500万画素に落ちていたので、これはうれしい。クアッドコアで処理能力が向上したおかげか、着実に進化している。

 また「自分たち撮り」がしやすくなった点も見逃せない。新たに、画面に「タッチして撮影」に対応/インカメラ、アウトカメラとも画角88度の超広角レンズを搭載/インカメラが130万画素から210万画素に高画素化したことで、集合写真だけでなく、風景写真でもより広い範囲を撮影可能。その場の雰囲気がよくわかる。

butterfly(上)の方がiPhone 5よりも広い範囲を撮影できる

 見事なのが、カメラを起動したまま画面が消えたあとの挙動。画面スリープ時はタッチで、画面ロック時は電源キーで、それぞれ撮影可能な状態に戻せる。画面ロック解除の手間が省け、シャッターチャンスを逃さない。

ロック解除画面では、カメラのアイコンを下部のリングにスライドし、すばやく起動できる

カメラを起動したまま画面がスリープし、直後に画面をタップすると、スグに撮影可能な状態に戻る

ついに待望の防水に対応したが……

 国内向けHTC製スマホで、防水対応なのはbutterflyが初めて。防塵や耐衝撃には非対応だが、水滴を気にせずに済むのはありがたい。ただし防水性能に注意。一般的な防水スマホはIPX5とIPX7の双方に対応するが、butterflyが対応するのはIPX5のみ。より強力なIPX7には非対応だ。極めて大雑把な言い方をすれば「butterflyは水がかかった程度であれば問題ないが、水没したらアウト」という点は覚えておいた方がいいだろう。

防水性能は、IPX5に対応するがIPX7には非対応。起動画面をよく読み、くれぐれも水没させないように

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