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四本淑三の「ミュージック・ギークス!」 ― 第104回

愛称はマイコー、「microKORG」という新しいスタンダード

あの会社のシンセサイザーは10年経ってもまだ売れている

2012年10月27日 12時00分更新

文● 四本淑三

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マイクロシンセ「microKORG」「microKORG XL+」
10周年記念アニバーサリーモデルが登場

 コルグの小型シンセサイザー「microKORG」が発売10周年を迎えた。記念に、限定生産のカラーバリエーションモデル、microKORG-BKBK(フルブラック)とmicroKORG-BKRD(ブラック×レッド)が11月10日に発売予定だ。

 またmicroKORGの姉妹機種であるmicroKORG XLも、PCM音源の追加・変更などのマイナーチェンジを受けて 「microKORG XL+」に発展した。ヘアラインシルバーのメインパネルもブラックに変更され、本日10月27日に発売となった。

 このmicroKORG XL+にも、10周年を記念して、カラーバリエーションモデルのmicroKORG XL+-BKBK(フルブラック)とmicroKORG XL+-BKRD(ブラック×レッド)が用意され、それぞれ11月上旬の発売が予定されている(詳しくはこちら)。

赤、緑というエネルギッシュなカラーリングが目を引く「microKORG-BKRD」
やはり赤を中心にきれいにまとまった「microKORG XL+-BKRD」

ノートパソコンのように「持ち歩くシンセサイザー」
10年間、世界中で愛されつづけてきた名機

 2002年10月に発表されたmicroKORGは、ミニ鍵盤を使った低価格アナログ・モデリング・シンセサイザーとして一躍人気を博し、現在に至るまで世界中の様々な有名アーティスト、あるいはアマチュアミュージシャンに愛され続けている。「マイコル」あるいは「マイコー」という愛称で呼ばれ、今や小型シンセのアイコンのような存在だ。

元祖「microKORG」。10年間売れ続けている定番人気製品だ

 microKORGの発売が始まった2002年頃と言えば、PC上で音楽を制作するDAWが完全に主流となり、シンセサイザーのソフトウェア化が進んで、高価で場所をとるハードウェアシンセは敬遠されはじめた時期だった。果たしてシンセサイザーの行く末はどうなるのか。そんな時期に突如としてmicroKORGは現れた。

 小さく軽く、持ち運びも楽で、電池でも動く。値段は安いのに、音は本格的なアナログシンセそのもの。おまけにエディット操作も簡単。そういった敷居の低さから、今までシンセを買わなかった層にまでユーザー層を広げた。

 そして発売以降、マイナーチェンジもかからないまま、10年間同じものが売られてきた。デジタル化されて以降、ハードウェアシンセサイザーがここまで長寿を保った例はない。

 そのロングセラーの理由を、microKORGの開発に関わった株式会社コルグ開発部の金森与明さん、microKORGの発売後に入社し、microKORG XLの企画を担当した株式会社コルグ商品企画課の坂巻匡彦さんに伺った。

microKORG XLの企画を担当した坂巻匡彦さん(左)、microKORG開発関係者である金森与明さん(右)

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