もちろん画質も音質も向上!
Z7、J7ともに液晶パネルは倍速駆動(120コマ)となるが、Z7はバックライトを消すことで240コマ相当のなめらかさを実現する「アクティブスキャン240」駆動となる。
それ以外はZ7とJ7はほとんど共通で、新機能としては時間帯や照明色を考慮して画質を自動調整する「おまかせドンピシャ高画質」が進化。初期設定時に部屋の壁の色を設定することで、その色に合う画質に自動調整する。
コンテンツモードも新たに芝目などを美しく見せる「ゴルフモード」が追加になったほか、「アニメモード」ではBlu-ray Discのアニメコンテンツに最適な「デジタルアニメ」モードが追加された。
Z7については、映像を補完することで速い動きのシーンをスムーズに見せる「ゲームスムーズ」モードが搭載されている。
音質についてはZ7/J7ともに新開発のフルレンジスピーカーを搭載。振動板を高剛性素材のマイカでコーティングすることで、20kHzまでの高域再現を実現するとともに、量感のある低域特性を実現したという。加えて、明瞭な低域再現を実現するために、屈折型バスレフポートを搭載した「バスレフ型BOX」を内蔵する。
駆動制御では「レグザサウンドイコライザー」を新たに搭載。インパルス反応を改善するフィルターによりギターやドラムのアタック音などを忠実に再現しつつ、「4次元補正技術」により視聴位置によって感じる不快な音(ピーク成分の残存)を打ち消す。
さらに、バーチャルサラウンド技術を応用して音声が画面の中心から聞こえるように補正し、かつ筐体の共鳴音も補正技術により制御する。
全録とクラウドサービスの融合でとんでもなく便利になりそう
Z7シリーズは全録した地デジ番組のシーン参照ができるだけでなく、シーンを横断的に検索したり、同じZ7ユーザーが面白いと思ったシーンを参照できたりする。サービスが開始されていないのでまだ実際に体験したわけではないが、全録とクラウドサービスの融合で実現する機能には大きな魅力を感じる。今後、サービスが使える状態でレビューしてみたいモデルだ。