11月25日開催の「ASCIIフェス」に展示する東芝の液晶テレビ「REGZA Z7」が編集部に届いた。
発売前の評価機は触ったが、当時は最大のウリであるクラウドサービス「TimeOn」開始前で、そこにはほとんど触れたことがない。というわけで、搬入の時間が迫っているのを承知でちょっと使ってみた。
検索急上昇が「ウルトラマン80」ってどういうこと?
CEATECで東芝開発陣にインタビューした際には、「(TimeOnのインターフェースは)大幅に変わる可能性があります」とのことだったのだが、実機を見てみるとさほど変わっていない。
で、試したのは「見どころシーン再生」。番組内のシーンのメタデータ(目次情報。ネットワークより取得する)を横断的に検索し、見たい場面をすぐに頭出しできる機能だ。
タイムシフトマシン(地デジ6チャンネル常時録画)を搭載するZ7であれば、録りためた40時間分(6チャンネルの場合)の番組の中から該当するシーンを検索してリスト表示してくれる。
面白いにはそこに「検索急上昇ワード」が表示されるところ。「浜崎あゆみ」とか「ジャパンカップ」「OKL48」といった、直近のニュースでよく目にするワードが並んでいるのだが、同時に「?」というものもある。
例えば「ウルトラマン80」。うぉおおお、懐かしい! 見てぇ!! 昭和世代の男の子にはたまらないワードだけれどなぜ今? と思ってしまう。
見どころシーン再生が素敵なのは、そのワードを選択すれば該当するテレビ番組の該当するシーンがすぐに再生できる、ということ。
ちなみに、ウルトラマン80は何だったかというと、テレビ東京で水曜日の17時30分から「ウルトラマン列伝」という番組をやっていて、その中でウルトラマン80の名エピソードが放送されていたのだ。それを皮切りに思いがけずいろいろな番組を堪能してしまい、あやうく搬入に遅れるところだった。
筆者はタイムシフトマシン搭載の「REGZAサーバー」を所有しているので、自宅に帰ればまったく同じ番組が録画されている。しかし、REGZAサーバーでは目次情報は利用できないので多くの番組を見逃していただろう。ネット連携を強化したREGZA Z7ならではの発見だ。
というように、触ってみるとテレビの新しい楽しみ方が発見できるREGZA Z7。会場ではTimeOnを使える状態で展示予定。ぜひご来場いただいて、一度使ってみてください。