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最新スマホから3機種を選んで同じ条件で比較する、新連載の第2回。スペックや料金を比較した前回に続いて(関連記事)、今回はスマホを操作する上で、非常に大きな影響があるホーム画面とアプリメニューの構成、タッチ操作のスクロール、文字入力、そしてブラウザーやアプリを使う場合に重要な通信速度の実測をチェックする。タッチ操作は慣れの問題もあるが参考になるはずだ。
前回に引き続き、早めに発売された3機種で比較
前回同様、取り上げる機種はNTTドコモ「AQUOS PHONE st SH-07D」、au「URBANO PROGRESSO」、ウィルコム「DIGNO DUAL WX04K」の3つである。
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NTTドコモ「AQUOS PHONE st SH-07D」 | au「URBANO PROGRESSO」 | ウィルコム「DIGNO DUAL WX04K」 |
ドコモ「AQUOS PHONE st SH-07D」 | au「URBANO PROGRESSO」 | ウィルコム「DIGNO DUAL WX04K」 | |
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メーカー | シャープ | 京セラ | 京セラ |
本体サイズ | 約54×107×11.9mm | 約64×125×10.8mm | 約64×130×10.7mm |
重量 | 約108g | 約139g | 約148g |
画面サイズ | 3.4型 | 4型 | 4型 |
画面解像度 | 480×854ドット | 480×800ドット | 480×800ドット |
OS | Android 4.0.4 | Android 4.0.3 | Android 2.3.4 |
CPU |
MSM8255 1GHz (シングルコア) |
MSM8655 1.4GHz (シングルコア) |
1.2GHz (デュアルコア) |
ROM/RAM | 4GB/1GB | 4GB/1GB | 2GB/1GB |
メモリーカード | microSDHC(32GB) | microSDHC(32GB) | microSDHC(32GB) |
下り最大通信速度 | 14Mbps(HSDPA) | 40Mbps(WiMAX) | 21Mbps(HSPA+) |
無線LAN | 2.4GHz対応 | 2.4/5GHz対応 | 2.4GHz対応 |
テザリング | ○(最大5台) | ○(最大5台) | × |
カメラ画素数 | 800万画素CMOS |
808万画素CMOS (裏面照射型) |
500万画素CMOS |
インカメラ | × | 32万画素CMOS | 30万画素CMOS |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ | ○/× |
ワンセグ連続視聴 | 8時間10分 | 5時間50分 |
公称値なし (実測5時間42分) |
FeliCa | ○ | ○ | ○ |
赤外線 | ○ | ○ | ○ |
Bluetooth | 3.0+EDR | 3.0 | 2.1+EDR |
HDMI | × | × | × |
SIM形状 | microSIM | microSIM | microSIM |
バッテリー容量 | 1520mAh | 1500mAh | 1520mAh |
Qi | ○ | × | × |
カラバリ | LIME、RED、BLACK | Orange、Silver、Pink | ホワイト、ピンク、グリーン、ブラック |
まずはホーム画面をチェック
AQUOS PHONE stはドコモの「Palette UI」
洗練されてはいないが、初心者でも操作は迷わない
AQUOS PHONE stはドコモ標準の「Palette UI」を採用。今夏シャープ製スマホで見られる「3ラインホーム」の画面ではない。ロック画面からカメラが起動でき、ステータスバー(通知領域)を開いてパネルを操作できる。通知パネルのワンタッチアイコンの構成は左端に「設定」があるなど、他社製スマホよりも利用頻度を考えた並び順になっている印象だ。右にフリックする横一列の配置となっている。
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通知領域を開くと、上部に各種機能にアクセスするためのアイコンが用意されている。この部分は左右にスクロールできる。左端にあるのが[設定]。設定を頻繁に変更するときに便利 |
左右にスライドできるホーム画面、縦にスクロールするアプリメニューはPalette UI採用の機種と同じだが、Palette UIは操作で迷うことがない印象を持つ。縦スクロールでは下の方に表示されるアプリにアクセするには、スクロールに時間がかかるものの、少なくともアプリがどこにあるのか分からないといったことはない。
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ドコモ標準の「Palette UI」。アプリメニューは縦スクロール型になっており、たくさんのアプリをインストールする人にはやや不便かも |
初期状態ではドコモ製アプリが目立つうえに、追加インストールしたアプリがメニューの一番下にあると選ぶのが面倒といったマイナスの要素もあるが、使ったアプリの履歴が上に配置されるため、使っていくうちに操作がスムーズになる。洗練された操作性とは言い難いが、Androidに慣れていない人には確実に操作できる印象だ。
ウィジェットに直接アセスできる
「URBANO PROGRESSO」のアプリメニュー
URBANO PROGRESSOはアプリメニューの画面が「アプリ」「ダウンロード」「ウィジェット」と3カテゴリーに分けられており、Palette UIと違ってインストールしたアプリにすぐアクセスできる。またウィジェットを配置する際もホーム画面の長押しではなく、メニューが最初から用意されている。画面は横にスライドさせて操作するが、アプリやウィジェットの数が多いとスライドする回数が多くなり、縦スクロールのタイプのほうが便利と感じるかもしれない。
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アプリメニューは種類ごとに3つのタブが用意されている |
ロック画面にはカメラに加えて、すぐにテキストが入力できる「すぐメモ」を選択可能。ステータスバーを開くこともできる。通知パネルのアイコンは2列配置。SH-07Dの横1列配置よりもパッと見てすぐに選択できるメリットがある。
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ロック画面からはカメラと「すぐメモ」が用意されている。通知領域を開くことも可能で、主要な10種類の設定を変更できる |
Android 2.3がベースの「DIGNO DUAL」
プリインのアプリはほとんど無い
DIGNO DUALはURBANO PROGRESSOと同じく京セラ製だが、OSは他の2機種がAndroid 4.0なのと違って、Android 2.3。ロック画面ではステータスバーを開くことはできない。ホーム画面などで開くと通知パネルに配置されたアイコンは6個。URBANOが10個なのに対し少ないが2列配置の点は同じだ。
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通知領域から変更可能な設定は6個。PHS/3Gのどちらで電話を発信するかというのが、DIGNO DUALで最も特徴的な部分だ |
ロック画面から起動できる機能は「すぐメモ」はURBANO PROGRESSOと共通だが、もうひとつのアイコンがカメラではなく、マナーモードのオン/オフとなっている。ホーム画面、アプリメニューは横にスライドさせて切り替えるスタンダードなタイプ。プリインストールアプリにキャリア製のものがなく、最近のスマホを見慣れているとアプリの数が少なく感じるが、実際に使う場合、困ることはないだろう。
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ウィルコムのスマホということで、国内メーカー製スマホでありながら、キャリア独自のアプリや機能は限定的でシンプルに利用できる |
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