細かい文字を書けるのはJot
ゴム系も意外な書きやすさ
まずは手書き文字を比較。「あした」「アシタ」「明日」と書いていく。最初の「あした」はなるべく小さく書くように心がけた。まず書きやすさではJotとGALAXY NoteのSペンが実に滑らかな書き心地で、小さな字も書ける印象だ。Jotはペンのサイズもあって通常のボールペンなどの書き方に近い。ディスク部分が気になるかと思ったが、とくにそんなことはなかった。Sペンはさらに小さな字も、丁寧に操作すれば書けた。
Jot Pro | Touch Wand D-type | ストラップ付タッチペン | iCrayon | LUMIX Phone専用タッチペン |
PDA- PEN |
GALAXY Note | ARROWS Kiss | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
文字入力 | ◎ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ◎ | △ |
Touch Wandや先端部がゴムのペンは、ペン先が隠れてしまい、細かい字を書くのは不得意だ。たくさんメモを書き連ねていくには不安だが、一言二言画面にサッと書くくらいなら十分こなせる。ソフトバンクのストラップ付タッチペンは手に持つ部分が短く、どうしても長く使うには疲れてしまう。逆にPDA-PENは持ち手が太く握りやすいが、こちらもペン先が隠れてしまい、細かい文字を書くのは難しい。
iCrayonは意外なほど細かい字が書ける。見た目はペン先が太いものの、丸型ゴムのように書く場所をあまり隠さないのもよい。ただし書く際に先端部分の押し加減が難しい印象だ。LUMIX Phone専用タッチペンは、GALAXY S II WiMAXや104SHでは反応しないため、ARROWS Kissを使った。対応端末ではないためか、ぎこちない反応できれいに字を書くことや小さい字は難しい。
そのARROWS Kissタッチペンは、手描きのイラストなどに向いているのか、文字の書き心地はイマイチ。反応がもう少しスムーズだとよいのだが。サッと書くのではなく丁寧にゆっくり書く必要がある。またJotとGALAXY NoteのSペン以外は、画面の端で書くのは苦手で、なるべく文字は画面中央で書くと反応がスムーズだ。
PDFに修正の指摘を入れる
やはり2本のペンが抜群
PDFの校正では「○」「×」と「矢印」「アンダーライン(二重線)」、さらに画数の多い文字の書きこみを行う。ここでもJotが書きやすく、自分で思った通りに書き込みができた印象だ。スマートフォンを指で操作するだけでは、あまり大きな字を書けず、文字と文字の間にアンダーラインを引くのも一苦労だが、Jotはその不安が無い。
Jot Pro | Touch Wand D-type | ストラップ付タッチペン | iCrayon | LUMIX Phone専用タッチペン |
PDA- PEN |
GALAXY Note | ARROWS Kiss | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
PDF修正 | ◎ | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | ◎ | △ |
ただしそれ以上に書き込みがしやすかったのは、やはりGALAXY NoteのSペンだ。これはGALAXY Noteの画面の大きさもあったが、Jotよりも小さな字を書ける。画数が多くても心配がない。
Touch Wandはペン先の太さが、アンダーラインのずれにつながったが健闘している印象だ。PDA-PENは手書き文字のテストのときよりも、反応が良い印象だ。細かい字を書くのはどうしても難しいが、アンダーラインの位置など、書きたい場所できちんと反応している。ARROWS Kissのタッチペンは端末に付属するものなのに反応にイマイチな部分があり、表では△とした。
この連載の記事
-
第49回
スマホ
スマホとケータイ、どっちを選ぶ? あらためて比較した -
第48回
スマホ
絶対使うスマホのロック画面を、操作性や機能で徹底比較 -
第47回
スマホ
スマホでも通話は重要! 音声が聞こえやすい端末はどれ? -
第46回
スマホ
スマホでは影が薄いキャリア公式サービス 実際は使える? -
第45回
スマホ
Google DriveをAndroidでどこまで便利に使えるかテストした -
第44回
スマホ
スマホをより活用できるウェブアプリをまとめて紹介! -
第43回
スマホ
Androidスマホでダイエットは可能? 13本のアプリをテスト -
第42回
スマホ
スマホと何かの理想の2台持ちを考えてみた -
第41回
スマホ
Siriを始め、スマホで使える9種類の音声入力を徹底比較! -
第39回
スマホ
公衆無線LANは本当に速い? ケータイ3社のサービスを試した - この連載の一覧へ