このページの本文へ

アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第16回

「あの花」の聖地・秩父でめんまたちの息吹を感じる

2011年11月10日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/うえのふみお

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

定林寺周辺

秩父三十四ヵ所観音霊場のひとつ、第十七番札所の実正山定林寺。十一面観音が収められた観音堂の周りに回廊を設けていて、小さいながら整った佇まいのお寺だ。境内の鐘には秩父、坂東、それに西国の計百ヵ所分の観世音菩薩が刻まれており、この鐘をつくとそれら百ヵ所を巡ったのと同じご利益があるとか

この定林寺は、「あの花」の中では超平和バスターズの面々が集合場所としている重要ポイント。境内に目を向ければ、どこかのシーンで使われたアングルを必ず見つけられるはず

定林寺の周りをぐるりと一周してみる。いきなりこんな痛自販機が目に飛び込んできた

定林寺の裏手にあるけやき公園。まず、公園を隔てるトンネルは第9話でつるこが立っていたところ。公園内には、第3話で学校をサボったじんたんが腰を下ろしていたベンチがある。そして最後の1枚は、第6話で学校を飛び出したじんたんとあなるが語らうシーンで登場したアングルだと思うが……。東屋は取り壊された?

第9話、ゆきあつとあなるを探すつるこが通りかかった場所。特徴的な木組みが劇中そのままだ

炎天下、嫌々ながら学校へと向かうじんたんの通学路。劇中では上り坂のように見えるが、実際には坂の上から下を眺めたアングルが使われているようだ

第1話、じんたんの家を出たあなるが、この交差点を左から右へと通りがかる。この交差点は第7話の幼少時の風景にも登場する

秩父橋周辺

じんたんとあなるが通う高校のモデルは、秩父市街地の北にある秩父第一中学校。とても立派な校舎と体育館を持つ学校だ

「あの花」ではキービジュアルとなっている、秩父橋の風景。国道299号線が走る新秩父橋と、現在は人道橋として使われている旧秩父橋の、2本の橋が平行に架かっている。旧秩父橋は1936年に竣工したアーチ橋で、橋脚に細かな装飾が施された美しく立派な姿をしている

秩父橋は夜のシーンでも頻繁に登場する。なので夜の秩父橋もがんばって撮影してみた! 新橋の逆Y字の塔が街路灯にぼんやり浮かびあがっていて、昼間に撮影したときと較べてどこか圧倒するような存在感を感じる

長時間露光で画面が荒れてしまったが、夜の旧橋を横から見たこの風景は、第1話でめんまを探してじんたんが走っているシーン、それに最終話でじんたんが消えゆくめんまを背負って走るシーンと、物語の起結に登場するとても印象深いカット。荒川の向こうにぼんやりと浮かぶ工場は、秩父太平洋セメント大野原工場のプラント群だ

その他

市内東部の羊山公園の頂にある見晴しの丘。オープニング、ぽっぽが腰掛けている柵がまさにこれ。この場所からは秩父の市街地が一望の下に見渡せる

第9話に登場した夜景は、市内西部にある旅立ちの丘の展望台からの風景。途中、かなりきつい上り坂が続くのでレンタサイクルでは少々キツいかもしれない

秩父市内にある駄菓子屋さんのガレージを利用して、ファンの手による「秘密基地」の再現が進められていた。中にある物はすべてファンが持ち寄ってきたものだという

ぽっぽが乗っていたバイクも再現されているが、実はこのバイク、カブにアクセサリーパーツをつけた「カブラ」という仕様。なかなかどうして、ぽっぽは見かけによらずオシャレなバイクに乗っているのだ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ