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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー ― 第13回

満を持して登場! 「けいおん!」の聖地で誕生会

2011年02月09日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/痛車カメラマンK

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ついに、あの人気作の聖地に上陸!

 滋賀県犬上郡豊郷町にある町立豊郷(とよさと)小学校は、明治6年(1873)に創立された歴史ある小学校だ。近隣の7つの村が、資金を出し合って設立された3つの尋常小学校のうちのひとつで、後に豊郷ひとつに統合され、地域の初等教育を一手に担う教育機関として歴史を刻んできた。

 この学校が全国の注目を集めるようになったのは、2つの出来事による。アメリカ人建築家が設計した古い校舎をもつ豊郷小学校だったが、平成11年(1999年)、当時の豊郷町長が打ち出した校舎解体計画に対して、この歴史ある校舎に愛着を持つ町民が反対。解体か保存かで町を二分する大問題に発展したのである。

 裁判所の中止命令を無視する形で作業を強行しようとする町長側に対して、住民は校舎内に立てこもるなどして抵抗。後に町長側が解体を断念する形で決着したが、この模様は全国ニュースでも広く伝えられたために、一連の騒動を覚えている方も多いだろう。

 そして、ASCII.jp読者にとって重要なのが、もうひとつの出来事のほうだ。平成21年(2009年)、TV放送とともに瞬く間に世の話題をさらったアニメ「けいおん!」。この中で、登場人物たちが通う私立桜ヶ丘女子高校のモデルとして、この豊郷小学校の旧校舎群が登場したのである。

 「けいおん!」のアニメーション制作を担当した京都アニメーションは、学校のモデルがどこなのかを明確にはしていないが、作中の校舎のデザインは間違いなく豊郷小学校旧校舎だとファンの間で話題になり、放送直後から現地を訪れるファンが急増した。そして、街の観光協会も旧校舎内でカフェを運営したり、音楽室を開放するなどして、ファンの来訪を歓迎する姿勢を見せている。

 筆者はこれまでに5回ほど、この豊郷小学校旧校舎を訪問している。今は街の施設として一般に開放されている旧校舎の中を歩き、「けいおん!」の作中に登場した様々なモチーフをワクテカしながら眺めていた。これまでASCII.jpでご紹介してこなかったのは、「聖地」として案内できるのは豊郷ではこの旧校舎しかなく(作中の街並みは多くが京都市内とされている)、ひとつの記事として紹介するにはいまひとつボリュームに欠けると思ったからだ。

 そこにちょうどビッグイベントが行なわれるというニュースが飛び込んできた。1月15日、この豊郷小学校旧校舎講堂にて、「けいおん!」登場人物の一人である、秋山澪のバースデーイベントが観光協会の協力のもとで開催されるというのだ。痛車カメラマンK氏が、東京からこのイベントに参加すると聞き及んで、せっかく近く(筆者は関西在住)まで来られたのだからと豊郷まで挨拶に出向いた筆者だったが、そのときハッと気付いた。このイベントの模様と一緒に紹介すれば、ひとつの記事として充分にボリュームがあるじゃないか、と!

 ということで、今回の聖地巡礼は、「けいおん!」の舞台として名高い豊郷小学校旧校舎篇。あわせて“秋山澪バースデーイベント”の模様をお届けする。

(次ページへ続く)

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