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Kindleが海の向こうでFireに進化!?
遠い海の向こうでは、電子書籍リーダーとしての勢力を伸ばしているKindle。その最新モデルが発表された。
名称は「Kindle Fire」。Androidベースの独自インターフェースを採用。サイズは幅120×奥行き11.4×高さ190mmで、重量413g。7型ISP液晶を採用し、解像度は169ppi(1024×600ドット)。ゴリラガラス採用のマルチタッチ液晶を採用している。
スペック面ではデュアルコアのTI OMAP4430、内部メモリー8GB(ユーザー領域は6GB)、Wi-Fi、USB 2.0(microUSB端子)、バッテリー駆動時間読書利用時で8時間という構成。価格は199ドル! 7型のAndroid端末としてみると、格安である。
OSはAndroid 2.xベースだが、Amazonによるチューンがなされている模様。発表を見るに、余分な機能を取り除いている、
また独自ブラウザ「Amazon Silk cloud-accelerated」や、クラウドで処理する高速ブラウザーがプリインストールされている。視認性の面でiPadを強く意識しているのは、プロモーションビデオや写真を見ればよくわかる。動画機能にも対応し、Amazon経由での電子書籍だけでなく、動画配信への展開も見えてきた。
残念ながら、日本での発売は未定のままだ。
なお姉妹機として「Kindle Touch」も発表された。従来のKindleからハードウェアボタンを排除し、タッチ操作に置き換えたもの。6型ディスプレーで、E-inkを採用している点などは変化なし。バッテリー駆動時間は2ヵ月。発売開始は11月21日。Wi-Fi版は99ドル、Wi-Fi+3Gは149ドル。
【ライター林のつぶやき】
読書用に7型のiPadがほしいって日本人は多いんじゃないだろうかと思う。便利なのだけど、なんだかんだでiPadはデカい。それはともかく、このKindle Fire、スペックでいえば引けを取らないし、今後が楽しみ。アプリ次第といえばアプリ次第だけど、格安Android端末としてほしい人も多いんじゃ? 怪しげな中国産端末を買うくらいなら、こっちだよね……超安定動作は約束されているようなものだし。