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楽天、7980円の端末「kobo Touch」で電子書籍市場に参入

2012年07月02日 19時12分更新

文● ASCII.jp編集部

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楽天が発売する電子書籍端末「kobo Touch」(ブラック)

 楽天は2日、電子書籍端末「kobo Touch」を7月19日に発売するとともに、同日に電子書籍サービス「koboイーブックストア」のサービス提供を開始すると発表した。端末の価格は7980円と、既存の電子書籍端末より大幅な安価に設定されている。

kobo Touchを掲げる楽天代表取締役会長の三木谷浩史氏

 楽天は昨年11月に、北米などで電子書籍事業を手がけるカナダのKobo社を買収し、子会社化していた。すでに米国やカナダのほかに、フランスやドイツ、オランダなど8ヵ国でもサービスを展開しており、そこに日本でのサービスも加わる形になる。

 楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は発表会での説明で、日本の文学やコミックには優れたものが多数あり、海外でも評価されている一方で、日本人の読書時間や購入額が減っていることを挙げて、読書量の減少は国家的危機であると警鐘を鳴らした。その上で、オープンな標準規格である「EPUB3.0」に対応したグローバルプラットフォームであるkoboには、国内市場だけでなく海外への展開にも利点があるとしている。

 楽天が日本で展開するkoboイーブックストアは、サービス開始時には日本語の書籍が3万冊、日本語以外の言語も含めると240万冊以上のコンテンツをラインナップするという。購入には楽天の会員IDを使用し、楽天市場での通常の買い物と同様に、電子書籍の購入にもポイントが付与、またポイントでの支払いが可能となっている。

 電子書籍コンテンツのフォーマットには、前述のとおりEPUB3.0を使用する。スタート当初の端末はkobo Touchに限られるが、パソコンから書籍の購入や閲覧、端末への転送が可能なデスクトップアプリを無料で提供する。また、Android用の閲覧アプリも提供の予定である。

Windowsパソコン上で動く「koboデスクトップアプリ」。Mac OS用も用意されるAndroid端末向けのアプリも提供の予定(写真の端末はSony Tablet S)

 サービス開始時期は7月19日と間近に迫っているが、現時点ではkoboイーブックストアにコンテンツを提供する出版社の名前は公開されていない。発表会では、日本の大手出版社の一般書籍やコミック、ライトノベルが映し出されたスライドも公開されており、多くの出版社と交渉、または契約締結が進んでいることをうかがわせた。将来的には国内だけで、150万冊のラインナップを目標としているという。

国内大手出版社の書籍・コミックがスライドに並ぶ。具体名は明かされなかったが、契約は進んでいるようだ

 次ページでは端末のkobo Touchについて見ていく。

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