本体左側面には、HDMI出力やアナログRGB出力と、USB 3.0などを装備。右側面には光学ドライブとUSB 2.0×2などが並ぶ。直販価格では6万4800円から買える比較的低価格のノートパソコンで、USB 3.0ポートを備えているのはうれしい。
カスタマイズ次第で広範囲な用途に対応?
VAIO Cはカスタマイズして注文できるVOM限定モデルであるので、主要コンポーネントの選択肢は多様である。主なものを列記してみよう。
ディスプレー解像度 | 1600×900ドット、1366×768ドット |
---|---|
CPU | Core i7-2620M(2.70GHz)、Core i5-2540M(2.60GHz)、 Core i5-2410M(2.30GHz)、Core i3-2310M(2.10GHz) |
メモリー | 2~8GB |
ストレージ | HDD 750GB、640GB、500GB、250GB(5400rpm) 640GB、500GB(7200rpm) |
光学ドライブ | 記録型BDドライブ、BDコンボドライブ、 DVDスーパーマルチドライブ |
バッテリー | L(長時間)、S(長時間)、S(標準) |
OS | Windows 7 Home Premium、同Professional、 同Ultimate(すべて64bit) |
最小構成では6万4800円。ハイスペック志向にした構成では20万円を超える価格となる。1種類の製品で、ライトユースからパフォーマンス重視の構成まで幅広く対応できると言うわけだ。もっとも、本体やディスプレーのサイズを考えれば、家庭や個室で気軽に使うノートパソコンというところだろう。選択できるコンポーネントも特に高性能を指向したわけではなく、いたって標準的なものだ。
キーボートはよくあるアイソレーションタイプだ。試用機のものはキーピッチが約19mm、ストローク2mmで、特に不都合もないごく普通の使い心地であった。試用機は通常のキーボードだったが、キーの周囲が光るバックライト付きキーボードも用意されており、購入時に選択できる(価格は5000円上乗せ)。
冒頭で述べたように、パームレスト部が平滑性の高い集光素材のため、少し汗ばんだだけで手の平が密着してしまうのは気になった。長時間のキーボード操作には向かないように思う。
パームレスト中央付近にある大型のタッチパッドは、指を回すとスクロールといったジェスチャー機能に対応するもので、反応もいい。タッチパッドもパームレスト部と同色のトランスルーセント素材だが、表面に小さな凹凸がある。パッドとパームレストの境界が集光素材の光で照らされて見えるので、感触もパッドの視認性も良好だ。
この連載の記事
-
第133回
PC
Skyrimも快適? GeForce内蔵Ultrabook ASUSTeK UX32VD -
第132回
PC
写真やゲームをより美しく見せるナナオの液晶 FS2333 -
第131回
PC
デジカメとスマホを手軽に連携する無線LAN SDカード FlashAir -
第130回
PC
無線とタッチで使い勝手が進化したペンタブレット Intuos5 -
第130回
PC
スレートPCをCore i7で蘇らせたオンキヨー TW3A-A31 -
第129回
PC
店頭モデルも4コアCPUに パワーアップしたLets'note B10 -
第129回
PC
小型でも強力GPU搭載のゲームPC Alienware X51を検証 -
第129回
PC
Ultrabookと一緒に持ち歩きたい 超小型マウス「Cube」 -
第129回
PC
14型のUltrabookはアリか? デザイン重視のENVY 14 SPECTRE -
第128回
PC
WiMAXモバイルルーターの決定版!? Aterm WM3600Rを試す -
第127回
デジタル
高速SSDで起動・復帰が速いUltrabook Aspire S3-951 - この連載の一覧へ