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週刊 PC&周辺機器レビュー 第99回

光る半透明ボディーが目立つ 新生VAIO Cの実力は?

2011年04月22日 12時00分更新

文● 池田圭一

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 すっかり普通の存在になったSandy Bridge搭載パソコン。最新CPU搭載だけでは差別化できなくなったら、その次に来るのは多様化の流れだ。さて、今回紹介するのは、ソニーの「VAIO C」シリーズの14型モデルだ。購入時にカスタマイズが可能な「VAIOオーナーメード」の限定モデル(以下VOMモデル)で、オールマイティーな用途を想定したミッドレンジクラスのノートパソコンである。

VAIO C 14型モデル(VPCCA1AHJ)

ビビッドなカラーリングと
斬新な集光パネルを身にまとう

 VAIO Cシリーズには15.5型ディスプレーを搭載するモデル(通称CBシリーズ)と、今回取り上げる14型ディスプレー搭載モデル(CAシリーズ)がある。構成が固定された店頭モデルは15.5型モデル(VPCCB19FJ)のみ。一方のVOMモデルでは、15.5型モデルと14型モデルの2種類が用意される。

VAIO Cのカラーバリエーションは5色

 どちらも本体のカラーバリエーションは、オレンジ/グリーン/ピンク/ブラック/ホワイトの5色がある。ボディーにはノートパソコンとしては珍しい、トランスルーセント(半透明)な集光素材を使っているのが特徴だ。それでは、外観からじっくり見ていこう。

 VAIO Cの特徴は、なんと言っても外装パネルとカラーリングにある。ディスプレー部天板とパームレスト(キーボードベゼル)にトランスルーセント素材が用いられており、この硬質アクリルのようなパネルが、本体を光で装飾するのだ。広い面に入った光がパネル内部で反射してエッジ部に集光されるため、エッジやパネル裏側に掘られたVAIOロゴやタッチパッドが、まるで内部の光源に照らし出されるかのように光るという特徴を持っている。

 一方、光沢のあるパネル面はそれほど光を反射せずに、透けた深い色となっている。特に1枚板の天板をよく見れば、内部の液晶パネル裏側の金属パーツが透けて見えるので、そのコントラストがどこか涼しげな印象を与える。試用したのは蛍光緑色のグリーンモデルで、「メロンソーダの色合い」と言えばよいだろうか。とにかく存在感がある。

光の当て方によって、ロゴ部分やエッジの見え方がずいぶん変わる。光沢のある表面はホコリも目立たず、手で持っても皮脂が残りにくい

 そのほかの部分は、液晶ベゼルと本体底面が黒で、本体前面や左右両側面は明るい緑色の(不透明な)樹脂製となっている。フットプリントは幅341×奥行き235.2mmと、いわゆるA4サイズ。高さは前方が27.9mmで後方が36.2mmと、やや前傾しているごく普通の形状だ。

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