さよなら2010年!
今年も年越しは鷲宮神社へ!
2007年放送のアニメ「らき☆すた」で、柊姉妹の実家として登場した鷹宮神社。そのモデルとなった埼玉県久喜市の鷲宮神社は、関東でも指折りの巡礼地として聖地マニアには有名なところだ。
昨年初め、この鷲宮神社での年越しの模様をASCII.jpでもご紹介したことを、覚えている方も多いだろう(関連記事)。今年も再び大晦日から元日にかけての鷲宮神社の様子をレポートすることになったのだが、さすがに去年と同じ内容ではASCII.jp的にも面白くない。
そこで今回は、アキバ系人間のあるべき年越しの姿、「こういった感じの年末年始も面白いんじゃね?」的に、次の年越しで参考にしてもらえるようなプランを提案する企画を組んでみた。チャレンジングな聖地巡礼の企画は同じASCII.jpライターの小野坂怜氏にお任せするとして(笑)、われわれHPゼロのオッサン組はしっとりのんびりと聖地を楽しめる企画を追ってみたい。
今回の目的地は、今年も初詣で盛り上がる鷲宮神社と、ゆったりと初日の出が楽しめる足利市。題して「年末年始関東巡礼の旅」である。
コミケ後の鷲宮はすでに定番コース!
2010年12月31日。東京・有明の東京ビッグサイトで「コミックマーケット79」3日目が行なわれていたこの日。当然ながら、我々もビッグサイトの住人の一人となっていた。午後4時の閉会とともに片付けを始め、会場を後にするまでに約1時間。ここから鷲宮神社のある久喜市までは、クルマで首都高と東北道を乗り継いで約1時間半といった道程だ。途中、サービスエリアで早めの夕食をとった後、まず向かうのはJR東鷲宮駅近くにある温泉施設「百観音温泉」である。
この「百観音温泉」、筆者が鷲宮を巡礼する際には必ず訪れている。そこ、オッサン臭いとか言わない! ここを訪れるに足るだけのちゃんとした理由がある。この温泉は日本全国の同じような温泉施設の中でも、とびぬけて泉質が良いことで知られた温泉なのだ。
ナトリウム塩化物強塩泉、つまり極めて塩分濃度が高い温泉なのだが、これは温泉自体がずっと昔、地中深くに封じ込められた海水であるため。豊富なミネラル分を含んだ原初の海水に、さらに地盤からしみ出た成分が組み合わさって、まさに「大地のミネラルのスープ」ともいえる濃い温泉となっているのだ。鷲宮神社を参拝する前にここでしっかりと汗を流して、芯までぽっかぽかに身体を温めてから神社に向かうことをオススメする。
さて、温泉で身体を清めた後は、いよいよ鷲宮神社へと向かう。駐車場は昨年と同じく、久喜市役所鷲宮総合支所(元・鷲宮町役場)前の臨時駐車場を利用。すでに駐車場には多くの痛車が集まっていて、初詣に向かった主の帰還を待ちわびていた。
(次ページへ続く)
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