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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー 第9回

年末年始も聖地巡礼! 鷲宮で初詣、足利で初日の出

2011年01月12日 22時48分更新

文● 中村信博 ●写真/うえのふみお

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さよなら2010年!
今年も年越しは鷲宮神社へ!

 2007年放送のアニメ「らき☆すた」で、柊姉妹の実家として登場した鷹宮神社。そのモデルとなった埼玉県久喜市の鷲宮神社は、関東でも指折りの巡礼地として聖地マニアには有名なところだ。

 昨年初め、この鷲宮神社での年越しの模様をASCII.jpでもご紹介したことを、覚えている方も多いだろう(関連記事)。今年も再び大晦日から元日にかけての鷲宮神社の様子をレポートすることになったのだが、さすがに去年と同じ内容ではASCII.jp的にも面白くない。

 そこで今回は、アキバ系人間のあるべき年越しの姿、「こういった感じの年末年始も面白いんじゃね?」的に、次の年越しで参考にしてもらえるようなプランを提案する企画を組んでみた。チャレンジングな聖地巡礼の企画は同じASCII.jpライターの小野坂怜氏にお任せするとして(笑)、われわれHPゼロのオッサン組はしっとりのんびりと聖地を楽しめる企画を追ってみたい。

 今回の目的地は、今年も初詣で盛り上がる鷲宮神社と、ゆったりと初日の出が楽しめる足利市。題して「年末年始関東巡礼の旅」である。

コミケ後の鷲宮はすでに定番コース!

 2010年12月31日。東京・有明の東京ビッグサイトで「コミックマーケット79」3日目が行なわれていたこの日。当然ながら、我々もビッグサイトの住人の一人となっていた。午後4時の閉会とともに片付けを始め、会場を後にするまでに約1時間。ここから鷲宮神社のある久喜市までは、クルマで首都高と東北道を乗り継いで約1時間半といった道程だ。途中、サービスエリアで早めの夕食をとった後、まず向かうのはJR東鷲宮駅近くにある温泉施設「百観音温泉」である。

 この「百観音温泉」、筆者が鷲宮を巡礼する際には必ず訪れている。そこ、オッサン臭いとか言わない! ここを訪れるに足るだけのちゃんとした理由がある。この温泉は日本全国の同じような温泉施設の中でも、とびぬけて泉質が良いことで知られた温泉なのだ。

JR東鷲宮駅の近く、国道から少し東に入ったところにある「百観音温泉」は、鷲宮巡礼の際にぜひ訪れたい源泉かけ流しの温泉施設だ

 ナトリウム塩化物強塩泉、つまり極めて塩分濃度が高い温泉なのだが、これは温泉自体がずっと昔、地中深くに封じ込められた海水であるため。豊富なミネラル分を含んだ原初の海水に、さらに地盤からしみ出た成分が組み合わさって、まさに「大地のミネラルのスープ」ともいえる濃い温泉となっているのだ。鷲宮神社を参拝する前にここでしっかりと汗を流して、芯までぽっかぽかに身体を温めてから神社に向かうことをオススメする。

 さて、温泉で身体を清めた後は、いよいよ鷲宮神社へと向かう。駐車場は昨年と同じく、久喜市役所鷲宮総合支所(元・鷲宮町役場)前の臨時駐車場を利用。すでに駐車場には多くの痛車が集まっていて、初詣に向かった主の帰還を待ちわびていた。

支所前には2ヵ所の臨時駐車場が設けられていて、痛車が多かったのは手前の砂利舗装の駐車場。すでにこの時間でも痛車でいっぱいになっていた

すべての窓に「らき☆すた」のポスターが掲げられた、相変わらずの鷲宮商工会館

商工会館の前には、こんな痛車が。普段も商工会のクルマとして使われているのだろうか?

鷲宮神社までは、駐車場から約1kmの道のりを歩いていく。途中のちょっとした商店街は、今年も「らき☆すた」一色となっていた。化粧品屋さんの店先には、ファンデーションの広告とともに「らき☆すた」第8巻の告知ポスターが

閉店間際の鮮魚店の店先はこんな感じ。元日の朝になったら、ここにたくさんの「らき☆すた」弁当が並ぶのかな~

神社前の駐車場は、この日は様々な露店が立ち並んでいた。露店を巡ってもらえるスタンプを集めたら、オリジナルグッズがもらえるというスタンプラリーも開催されていた

グッズ販売ブースに並ぶファンの長い列。この日はテレビ局の年越し生中継が入るとのことで、大酉茶屋の前には大きなステージが建てられていた

販売ブースの横に置かれていたHMOフェラーリ。ステージ前の特等席に置かれていて、多くの人が写真に収めていた

出た、最後尾札! キャラアニ.COMの販売ブースにもたくさんのお客さんが並んでいる

初詣待機列が作られる場所。朝になったらここに多くの初詣客が訪れることになるのだろう。ちなみに今年は正月三が日で、去年より2万人増の47万人の人出を記録したという

鷲宮神社に到着。この時間は多くのファンが露店巡りを楽しんでいて、まだ境内の中は閑散としている

(次ページへ続く)

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