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こだわり機器を聞く、最上の試聴室めぐり ― 第5回

デノン本社試聴室で、中核機種「AVR-4311」を聴く

AirPlayで広がる、AVアンプの可能性

2011年01月08日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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今回試聴したAVR-4311

 この連載では、現代のAV機器において、ネットワークやUSBなどPC分野で培われた技術が積極的に導入されてきている現状について継続的に紹介してきた。

 今回はその最先端の成果とも言えるAVアンプを取り上げたい。AVアンプは、その役割から“AVセンター”と呼ばれることがある。文字通りホームシアターの中核を担うハブであるが、これはアナログのステレオアンプに映像入出力端子を搭載し、多様なAVソース機とモニター(やプロジェクター)をつなぐセレクターとして活躍してきた黎明期から変わらないことのように思える。

 もっとも最近では入力ソースのデジタル化が急速に進み、ハブとしての役割はさらに拡大している。ソースのデジタル化がもたらしたのは、取り扱うフォーマットの多様化と拡大だ。現在のAV機器で使用されるフォーマットは、音声だけに限っても非常に多彩で、BD/DVDなどの映像ソフトで多く用いられているドルビーやDTSの各種フォーマットはもちろんのこと、デジタル放送のMPEG-2 AAC、PCやネットワーク配信で使われるリニアPCM/MPEG-4 AAC/MP3/WMA/FLAC……など、様々な形式をサポートしていかなければならない。

 また、マルチチャンネル再生時の各種補正やバーチャルサラウンド、不可逆圧縮時に失われた高域の補完などデジタル処理が生きる場面も多く、常に進化を続けている領域と言える。USBやEthernetといった端子も4~5年前の機種から標準搭載するモノが増えてきた。DLNAやWindows Media Connectといったネットワークオーディオ機能の搭載も進んでいる。

デノンの川崎本社に設けられた開発用の試聴室

 つまりパソコンとオーディオの融合を考える上で、AVアンプを抜きに考えることはできないというのが結論だ。そこで今回は、この分野で継続的かつ積極的な製品投入を行っているデノンの試聴室を訪問し、2010年10月中旬より市場投入されている最新機種「AVR-4311」を聴いた。

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