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いま旬のビジネスPC 第24回

GPU自動切り替えで、高性能&バッテリー寿命を両立!?

Optimusに対応した「ThinkPad T410s」検証

2010年12月06日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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シンプルなインターフェース

 T410sのインターフェースは昨今のノートPCに比べるとシンプルだ。アクセスしやすい本体の左右側面には、光学ドライブ、メモリーカードスロット、USB 2.0×1、ヘッドフォン端子を搭載している。

T410sのインターフェース

 そのほかのインターフェースは背面にまとめられていて、本体背面にはUSB 2.0×1、e-SATA/USB 2.0コンボ端子×1、DisplayPortなどを搭載する。このうち、背面にある黄色いUSB 2.0端子は、ACアダプター接続しているときのみ、PCの電源が入っていなくてもスマートフォンなどを充電できる仕様になっている。


入力しやすいキーボード

 なお、キーボードは従来のThinkPad Tシリーズと同様に、キータッチがしっかりとしていて、心地よくタイピングできる。[Delete][Home][End][PgUp][PgDn]などのキーが単独で用意されており、[Fn]キーを押さずに使えるのも従来どおりである。

T410sのキーボード

 ビジネス向けとして考えると、音量調節ボタンが[Fn]キーと同時押しで調節するのではなく、別途ボタンをもうけてある点も、会議や打ち合わせなどでとっさにミュート、あるいはプレゼン時に音量を上げたいときに分かりやすくて扱いやすい。


パーソナルユースとビジネスユースを両立

 T410sは、ビジネス用途として十分な性能を備えている。そのうえで、Optimusテクノロジーによる描画機能の高さとバッテリー駆動時間を両立している。

 また、最近ではスマートフォンやICレコーダーなど、ビジネスで頻繁に使う周辺機器もUSB給電対応の製品が増えているので、OSを起動していなくても給電できるUSB端子は役に立つ。

 Optimusテクノロジーの動作にソフトの相性が関わってくるのは気に掛かるところだが、ゲームや動画鑑賞をストレスなくこなせるノートPCとして、パーソナルユースとビジネスユースを両立したいユーザーは、ぜひ検討してみたい1台だ。

今回試用した「ThinkPad T410s」の主なスペック
CPU CPUにCore i5-560M(2.66GHz)
メモリー 4GB
グラフィックス CPU内蔵/NVIDIA NVS 3100M
ストレージ HDD 250GB
無線通信機能 IEEE 802.11b/g/n
インターフェース USB 2.0×2、eSATA/USB 2.0コンボ、DisplayPortなど
サイズ 幅337×奥行き241.5×高さ25.9mm(最薄部は21.1mm)
重量 約1.79kg
バッテリー駆動時間 4.7時間(JEITA測定法1.0準拠)
OS Windows 7 Professional 64bit版
直販価格(執筆現在) 20万9055円

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