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いま旬のビジネスPC 第24回

GPU自動切り替えで、高性能&バッテリー寿命を両立!?

Optimusに対応した「ThinkPad T410s」検証

2010年12月06日 09時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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 レノボ・ジャパンの「ThinkPad Tシリーズ」は、同社製のノートPCのなかでもハイエンドモデルに位置するノートPCだ。そのThinkPad Tシリーズの「ThinkPad T410s」(以下、T410s)、「ThinkPad T510」(以下、T510)にNVIDIA Optimusテクノロジーを搭載したモデルが追加された。

 Optimusテクノロジーとは、Intel CPU内蔵グラフィックスと、NVIDIAの外部GPUを描画負荷にあわせて自動切り替えを行うシステムになる。負荷の低い場合はCPU内蔵グラフィックスを使い、高い場合には外部GPUに切り替わるため、高いパフォーマンスを備えつつバッテリー消費を極力抑えることができる。

ThinkPad T410s

2基のGPUを認識している

 T410sは、Tシリーズのラインアップ製品のなかでも、もっとも軽量・軽薄なモデルとなる。本体サイズは幅337×奥行き241.5×高さ25.9mm(最薄部は21.1mm)で、重量は約1.79kgだ。BTOで選択できるCPUはCore i5-560M/580Mのいずれかとなる。

 最小構成でOptimusテクノロジーに対応させた場合の主なスペックは、CPUにCore i5-560M(2.66GHz)、PC3-8500準拠のDDR3メモリーを2GB、250GBのHDD(1.8インチ、5400rpm)、NVIDIA NVS 3100M Optimusグラフィックス、を搭載する。OSはWindows 7 Home Premium 32bit版で、直販価格は17万94615円だ(価格は原稿執筆時のもの、以下同)。

 T510はカスタマイズの自由度が高く、CPUはCore i3/i5/i7から選ぶことができる。CPUにCore i3-370M(2.40GHz)を搭載し、Optimusテクノロジーに対応させた場合の価格は10万7310円となる。

 Core i7を搭載してOptimusテクノロジーに対応させた場合の主なスペックは、CPUにCore i7-620M(2.66GHz)、PC3-8500準拠のDDR3メモリーを4GB、320GBのHDD(2.5インチ、5400rpm)、NVIDIA NVS 3100M Optimusグラフィックス、15.6型液晶ディスプレー(1600×900ドット)を搭載する。OSはWindows Home Premium 32bit版で、直販価格は15万5400円だ。

 T410sとT510の共通BTOメニューとして、ストレージを128GBのSSDに変えたり、日本語配列/英語配列キーボード、WiMAX搭載の有無などを選べる。

 今回は上記のT410sのOptimusテクノロジー対応構成に加えて、メモリーを4GBに増設、無線LANをWiMAX対応に、そしてOSをWindows 7 Professional 64bit版に変更したモデルを評価機として用意した。直販価格は20万9055円となる。

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