Elite 342
●URL:http://www.coolermaster.co.jp/products/product.php?language=jp&act=detail&tbcate=3428&id=7703
●実売価格:6500円前後
コンパクトで冷却性能に優れた
microATX対応ミニタワーケース
Elite 342は、コンパクトなmicroATX対応ミニタワーケースだ。microATX専用ケースなので、ATXマザーボードの利用はできないが、ATX対応ケースに比べて全体的にコンパクトであり、省スペース性が高いことが利点だ。フロントパネルの下半分をメッシュ仕様とすることで、十分なエアフローを確保している。価格も安く、グラフィックス統合型チップセット搭載microATXマザーボードを利用して、低価格なセカンドマシンを作りたいという人に向いている。
シャドウベイの取り外しが可能
Elite 342のサイズは、18(W)×44(D)×35.2(H)cmとコンパクトで、重量も約4kgと軽い。材質はスチールで、カラーはブラックだ。フロントファンとして12cmファンが搭載されているほか、リアファンの追加も可能だ。拡張ベイは、5インチベイ×2、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×5という構成だが、下の5つ分の3.5インチシャドウベイは取り外せる。5インチベイはドライバーなどの工具を使わずに、着脱が可能なツールフリー仕様だ。
奥行きが44cmしかないため、装着できる拡張カードの長さには制限がある。シャドウベイを取り付けた状態では、長さ約24cmのRadeon HD 4890がギリギリであったが、HDDを1台しか搭載しないのなら、下の5つ分の3.5インチシャドウベイを取り外せば、Radeon HD 5970のような長さが30cmを超える拡張カードの装着も可能になる。
冷却性能重視のユーザーにオススメ
ここで取り上げたクーラーマスター製ケースは、クーラーマスターの得意分野である、冷却性能に優れたケースであり、発熱の大きなハイエンドCPUやハイエンドGPUを搭載したいという人に向いている。特に、CM690 II PlusとCenturion 5 IIは、ロングセラーケースの後継モデルだけあり、機能性やメンテナンス性においても文句はない。microATX対応のElite 342も、低価格ながらエアフローがきちんと考慮された製品であり、コンパクトかつ高性能なマシンを作りたいという人にオススメしたい。
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