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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第1回

メロンブックスラリーチャレンジ2010始動!

2010年03月19日 20時00分更新

文● 中村信博

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2010年はこのカラーリングでいきます!

 今年もマシンデザイン&カラーリング施工は、奈良の『T.S.Craft』。メロンブックスのアルファベット頭文字「m」をモチーフにしたバイナルグラフィックは、昨年夏にお目見えしたメロンブックスの配送車「メロンバン」のそれをブラッシュアップして、さらにラリーマシン用にアレンジしたもの。会場でメロンインテとメロンバンの2台がそろえば、まるで兄弟車のようにピタリとハマッてくれるに違いない!

大きなバネのステッカーはサスペンションメーカーのTEINのもの。すっきりした印象のサイドだけど、ここに他のステッカーが貼られることでバランスが良くなる高度な計算によるもの

天井には、チームイラストレーターたむ氏の手による「めろん&黒れもん」チームマーキング

ボンネットには公式イラストレーター風上旬氏描き下ろしの「めろんちゃん」と各スポンサーステッカーが。パーツスポンサーは白ヌキ文字で表されているが、ここにも縁をグリーンにするこだわりが

 特に両サイドが何となく寂しい感じがするけれど、これはメロンブックス以外のスポンサーステッカーを貼ることを前提にデザインを組んでいるため。ここから少しずつステッカーを増やしていくことで、よりデザインの完成度が高くなっていくわけだ。

 まさにレースマシンのデザインを専門とする『T.S.Craft』さんのセンスがなせる業だけど、「なんだか自分のクルマはゴチャゴチャしちゃってるよなぁ……」とお悩み中の方は、デザインの段階であまり完成度を高めすぎないってことを念頭に入れてみてほしい。貼り足すことでカッコ良くなっていく、バランスの取れたデザインを組むことができるはず。

TEIN製のオリジナルスペックダンパーを装備。真貝選手のドライビングスタイルに合わせて、特別にチューニングされたスペシャルダンパーだ

室内にはロールケージが張り巡らされている。マシン製作を担当した、シロキヤレーシングサービスの持てる技術をすべてつぎ込んでいる

エンジン隔壁を貫通して、室内から前部サスペンションの上部までバーが渡されている。こうすることでボディの剛性が飛躍的にアップする

ホンダ車は冷却系がネックになるので、エンジンオイルを冷却するオイルクーラーを追加装備

まだラリーコンピュータが搭載されていない、すっきりとした室内だ

カラーリング完成後、奈良から愛知のシロキヤレーシングサービスまでは自走で移動。途中SAに寄ったが、とにかくハンパじゃないお目立ち度だった(笑)

到着後、さっそくセッティングテストのためジャッキアップされるメロンインテ。これから開幕まで、まさに寝る間も惜しんでセッティング作業が繰り返されることだろう

(次ページへ続く)

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