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痛車でラリー! メロンブックスインテ奮闘記 第10回

ターマック全勝! メロンインテ、岐阜で今期4勝目

2010年10月28日 18時00分更新

文● 中村信博 ●写真/中島正義

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今度のステージは萌ミも開催された飛騨高山!

 全日本ラリー選手権2010年シリーズも、残るは2戦。9月に行なわれた第6戦「新城ラリー」にて、総合でも5位に入るスピードでJN-3クラスを圧勝した“メロンブックス・インテグラ”。この結果により、シリーズ順位はクラス4位に浮上したものの、ランキング1位をひた走る香川秀樹/船木一祥組“MASCインテグラ”は、各イベントで着実に表彰台を踏んでいるため、そのポイント差は残る2戦では手が届かないほどに大きい。

 だからといって、チームのモチベーションが下がったかといえばそうではない。実はあと2つ、目指すべき目標が残されているのだ。それは、2010年シリーズにおけるJN-3クラス最多勝利記録と、ターマック(舗装)ラウンド全戦全勝!!

 2010年の全日本ラリー選手権全8戦のうち、現在ランキング1位のMASCインテグラが優勝したイベントは、実は2回。そして、メロンブックス・インテグラはこれまでに第1戦・唐津、第3戦・久万高原、そして先日の第6戦・新城(関連記事)と、合計で3勝をあげている。今回の第7戦・高山で優勝したなら、2010年度のJN-3クラスでもっとも多くの優勝を経験したチームということが確定するわけだ。

 そして、2010年シリーズでのターマックラウンドは、今回の高山戦を含めて計4戦。そのうち3戦をメロンブックス・インテグラは優勝しているため、ここでクラス優勝することができれば、2010年シリーズにおけるターマックイベントをすべて制したことになる!!

 最多勝利、そしてターマックラウンド全戦全勝。これは、どちらも正式な記録には残らない名目だけのもの。でも、たとえ表には出ない記録であっても、誰よりも速かったという記憶だけは、いつまでも人の心に残すことはできる。意地とプライドがぶつかり合うモータースポーツでは、こういった「速さの記憶」もまた何より名誉なことなのだ。

 10月16~17日、秋深まる岐阜県高山市で開催された、全日本ラリー選手権第7戦「MCSCラリーハイランドマスターズ」。2つの記録に挑戦したメロンブックス・ラリーチャレンジの戦いの模様をレポートしよう。

(次ページへ続く)

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