ボタンが大きいと確かに文字入力は速い!……かも
まず入力テストの結果は、一番ボタン面積が大きい840SHが最も速かった。しかしボタンが大きいと入力も速いとはならない。「キーレスポンス」と呼ばれる、ボタンを押してから画面に文字が表示される速度は携帯電話が搭載しているソフトなどによって違う。2番目に速かったのはauのURBANO BARONEだが、ボタン面積はN-02Bとlottaより小さい。
また、意外なことにN-01Bはボタン面積が大きいわりに入力速度は遅い。さらにF-02Bと840Pが実はほぼ同じくらいの面積で(見た目は840Pのほうが大きく見えるのだが)、9秒も差がある。もっとも「遅い=入力しづらい」とは限らない。押したときの感触、誤入力の頻度はまた別だ。それでは入力時の印象を述べていこう。
端末 | サイズ(横×縦) | ボタンの面積 | 最速タイム |
---|---|---|---|
ドコモ「F-02B」 | 11×6mm | 0.66cm2 | 1分29秒3 |
ドコモ「SH-02B」 | 12×6mm | 0.72cm2 | 1分27秒8 |
ドコモ「N-01B」 | 12×7mm | 0.84cm2 | 1分38秒1 |
au「URBANO BARONE」 | 12×6mm | 0.72cm2 | 1分17秒1 |
au「iida lotta」 | 12×7mm | 0.84cm2 | 1分24秒5 |
ソフトバンク「840P」 | 11×6mm | 0.66cm2 | 1分20秒0 |
ソフトバンク「840SH」 | 11×8mm | 0.88cm2 | 1分15秒5 |
ボタンが小さくても不利ではない ドコモ「F-02B」
基本的にボタンが大きいケータイばかりを集めた今回の企画で、唯一のボタンが小さい端末の代表格。しかし上の表を見てわかるとおり、見た目ほどには機種同士のボタンサイズの差はない。ユーザーは“cm”ではなく、“mm”以下の差が気になるほど、シビアにボタンサイズを見ているのかもしれない。文字を入力していて「小さいから不利」と感じることはなかった。ただし「クリア」キーを「か」キーと間違えて押すケースがあり、その点が気になった。
誤入力が少なく軽い押し心地 ドコモ「SH-02B」
押した感じが浅く、軽く入力できる印象。反面しっかり押せているのか、と最初は不安になる。クリアキーは小く、誤入力して修正するときスムーズに押せるのか、とも思ったが、これがテストを始めるとまったく誤入力なし。押したときの感触は大事なのかと思っていたが、実は関係ない? と思ったほど。
しっかりとした押し心地で安心 ドコモ「N-01B」
SH-02Bと対照的に、こちらはボタンがしっかり押せる印象。ということはボタンを押すのが「重い」「硬い」とも言える。文字を入力している側からすれば、確実に押している感じがするので、入力自体は快適。誤入力も少なく、実際の速度よりも入力の遅さを感じさせないと思う。
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