時代の流れは完全にスマートフォンに移ったが、まだまだケータイのユーザーは多いはず。またスマートフォンとの2台持ち用としても、シンプルで使いやすい(ついでにお手頃な価格の)ケータイがどれか気になるだろう。そこで今回は冬春モデルのシンプルケータイ最新機種から6台をピックアップした。
ケータイ3社から2機種ずつチョイス
今回用意したのは、NTTドコモから「P-01C」「L-01C」、auは「K007」「SH011」、ソフトバンクモバイルは「001SC」「001SH」の各2機種である。
新規一括で購入した場合の価格と主要スペックは以下のとおりだ。価格はNTTドコモがバリューコース、auがシンプルコース、ソフトバンクモバイルが新スーパーボーナスの新規一括の価格。そして“実質価格”と呼ばれる、毎月適用される月月割を考慮した場合の価格も記載した。
ドコモ 「P-01C」 |
ドコモ 「L-01C」 |
au 「K007」 |
au 「SH011」 |
ソフトバンク「001SC」 | ソフトバンク「001SH」 | |
---|---|---|---|---|---|---|
新規価格 | 約4万3000円 | 約2万9900円 | 約3万1500円 | 約3万6800円 | 2万3520円(実質0円) | 2万3520円(実質0円) |
サイズ |
111×50 ×10.4mm |
109×50 ×16.5mm |
111×49 ×13.9mm |
111×50 ×15.1mm |
113×51 ×11.7mm |
102×50 ×17.4mm |
重さ | 108g | 128g | 135g | 128g | 124g | 95.8g |
画面 | 3型 | 2.8型 | 3.1型 | 3.2型 | 2.8型 | 2.9型 |
解像度 | 240×427 | 240×400 | 480×854 | 480×854 | 240×400 | 240×400 |
カメラ | 510万画素 | 510万画素 | 808万画素 | 957万画素 | 320万画素 | 320万画素 |
ワンセグ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
FeliCa | ○ | × | ○ | ○ | × | × |
GPS | × | × | ○ | ○ | × | × |
防水 | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
まず価格を見ると、スペック的にエントリクラスということもあってソフトバンクの2機種は月月割を加味しない場合でも安い。auはどちらも3万円台、ドコモは4万円台と3万円弱。とはいえ、春商戦期はさまざまなキャンペーンや割引販売を期待できるから、この表よりさらに安く入手できる可能性は高い。
機能を見ると、auの2機種は全体的にスペックが高い。機能も主要ケータイサービスに対応している。つまり店頭で安く買えるのであれば、お得度はさらに高くなるという見方ができる。ドコモはそれに次いで機能が充実している。
さて、価格で選ぶべきか機能で選ぶべきか、もっと細かく、使い勝手も含めて見ていこう。
6台のボタンを比較してみる
まずは6機種の外観。どのケータイも普通の折りたたみ型だ。6台とも大きなテンキーを搭載しているのだが、特に目をひくのはソフトバンクの001SC。楕円の形をしたテンキーでキー間隔も広くなっており、比較的押しやすい。
ドコモの2機種はau/ソフトバンクの4機種と比較するとキーは小さめで、テンキーが配置されている範囲も狭い。ただしキーレスポンスが良い。特にL-01Cのキーレスポンスがよかったのがうれしい。L-03BやL-04Bなど、最近のLGはドコモのエントリモデルを担っている感があるが、従来モデルにあったレスポンスの遅さはない。
ソフトバンクの001SHもかなりサクサク動く。逆にキーレスポンスが若干重いように感じたのはauのK007。とはいえあくまで押し心地を比較してそう感じたというだけで、実際に使っていてそれほど気になるほどではない。
また厚さを見てもらうとわかるが、そもそも全体的に薄い機種が多い。一番厚いのは17.4mmの001SHだが、持って見ても普通のケータイという印象までだ。やや大振りに感じたのが001SCで、スペック上ではほんの1~2mmの差なのだが、他の機種と一緒に持ち比べるとそう思った。もっとも厚さはP-01Cに次ぐ11.7mmだ。
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