dynabookの名を冠した東芝のネットブック、「dynabook UX」に、モバイルWiMAX機能を内蔵したモデル「UX/27JBLMA」が登場した。差別化の付けにくいネットブックの中で、こだわりまくった設計で異彩を放つdynabook UX。通信機能を中心に早速レビューしてみよう。
ネットブックなのに19mmのキーピッチを確保
評価機のカラーは、ハイグロスコーティングの「コスミックブラック」。天板には薄く斜めにラインが入っており、上品なイメージだ。ただし、指紋が非常につきやすく、しかも目立つのは気になる。電源ボタンがヒンジの真ん中にあるのも目を引く。
キーボードはキーピッチが約19mm、キーストロークは1.5mmを確保している。本体左右ぎりぎりまでキーボードを配置して、メインのキーを大きく取っている。ファンクションキーはやや小さいものの、アルファベットのキーが大きいのは使いやすい。タイプ感は、柔らかく、ややチープな感じ。とはいえ、それは本格的なノートパソコンと比べた場合のことで、ネットブックとしては上々。タイプ音は小さく、静かな場所でも気兼ねなく使えそうだ。
タッチパッドも大きくて操作しやすい。78×41mmと横長で、ボタンもあわせてビッグサイズ。一般的なモバイルノートよりも広いくらいで、使い勝手はいい。
液晶ディスプレーのサイズは10.1型で、解像度は1024×600ドット(WSVGA)。省電力設計のLEDバックライトを採用している。視野角は広く、明るさも十分。赤が鮮明で、東芝の壁紙が映える。動画を再生してもコマ落ちや残像感などはなく、快適に鑑賞できた。パネル表面は光沢タイプで、周りのベゼルもつるつるした仕上げなので、映り込みしやすい。
インターフェース類は、ネットブックの標準的な仕様と同じで、USB×3、アナログRGB出力、100BASE-TXの有線LANといったところ。液晶ディスプレー上部に備えるウェブカメラは30万画素で、マイクとスピーカーはモノラルだ。無線LANはIEEE 802.11a/b/g/nに対応し、WiMAXと排他利用できる。
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