このページの本文へ

驚愕の結果! アルカリ乾電池性能比較実験! 第5回

大電流で電池も加熱! ミニ四駆で無茶してみた~有名メーカー編

2009年04月22日 18時00分更新

文● 藤山哲人

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

実験車を初音ミクの痛車に!

 このユニットの仕組みは単純。モーターは電気を流せば回転する。逆にモーターを手や何かで回転させてやれば、電気を発生する発電機になる。スッゲー速く回せば高い電圧が発生し、ノロノロだとチョビっとしか電圧が出ない。つまりスピードメーターである!

 電池とミニ四駆のモーターの間に電流計を入れれば、機械的な誤差を排除して各電池から取り出せる最大電流(=ミニ四駆の速度)を測ることは可能だが、んなもんアンペア単位で言われてもつまらないので、あえてモーターを使ったスピードメーターにするところが、ASCII.jpクオリティ! 素晴らしくバカ!

 しかもプーリー径や組み合わせを変えると、自由自在に負荷が変えられるのでとっても便利! ほとんど無負荷の状態から、新品電池でも走り出せないぐらいの負荷までOKだ。

 そして、ミニ四駆の方も速そうに見えるように、ちょっと改造してみた。

スポンサーとしてグッドスマイルレーシング&クリプトンについていただいた(ウソ)

ちゃんとデカールの上にはクリアーも吹いてある。見えないところでも手を抜かないのが俺流の仕事だ

みっくミクパワーで10%ぐらい速くなったと思われる。ミクかわいいよ~。かわいいよ~ミクぅ~

 初音ミクの痛車にしてみた。

 これだけで10%ぐらい速そうに見えるから不思議だ。

 なお、利用しているモーターは、なんだか速そうで電池を食いそうなネーミングの「ハイパーダッシュモーターPRO」に換装し、外部から電源を供給できるように改造している。ただ、実際の走行時に近づけるために、ウェイト用の単3乾電池2本を搭載してある。

 そして完成したのは、次のシャーシダイナモ&ミニ四駆本体だ。

なんかスゲーかっこいいモンができた!

 試作品と違うのは、スピード測定用のモーターの変更と、車体が上空に飛び出さないようにするパンツのゴムを取り払ったところ。さらにあまったミクのデカールを貼って、少しエクセレントなアーバン調のデザインにしてみた。

実験方法とエントリーした電池たち

 実験の手順は、豆電球の連続利用とまったく同じだ。違う点は、スピードメーター用のモーターから発生する電圧を記録するために、パソコンをもう1台追加し、計2台で制御とデータのログを記録するようにしている。

 なお毎度毎度コピペで申し訳ないが(笑)、エントリーした電池たちのスペックは以下の通りだ。

メーカー 名称 型番 セット価格(実売) セット本数 使用推奨期限 生産国
東芝アルカリ1LR6AG 4EC357円4本2013年8月日本
ソニーSTAMINA EXLR6SG-4BC420円4本2013年8月日本
三洋アルカリ乾電池LR6D-4BPY320円4本2013年12月インドネシア
富士通ワイドレンジ性能 G PLUSLR6G-PLUS(4B)460円4本2012年8月日本
富士通R SPECLR6RS(4B)340円4本2013年2月日本
富士通デジタル機器対応 D RANGELR6DR(4B)530円4本2013年4月日本
パナソニックアルカリ乾電池LR6XJK/4B490円4本2013年10月日本
マクセルダイナミックボルテージLR6(T)4B490円4本2013年8月日本
パナソニックエボルタLR6EJK/4B590円4本2018年4月日本
DURACELLULTRA DIGITALMX1500980円16本2015年3月アメリカ
三菱POWERアルカリEXLR6(EXH)520円8本2014年1月日本

東芝 アルカリ1

ソニー STAMINA EX

三洋 アルカリ乾電池

富士通 ワイドレンジ性能 G PLUS

富士通 R SPEC

富士通 デジタル機器対応 D RANGE

パナソニック アルカリ乾電池

マクセル ダイナミックボルテージ

パナソニック エボルタ

DURACELL ULTRA DIGITAL

三菱 POWERアルカリEX

 これまでの実験では、いまいちパッとしなかったエボルタだが、携帯電話の充電器のバッテリーとして多く採用されているだけに、取り出せる電流に期待が持てそうだ。エボルタは最高速度をマークするのかっ!? それとも豆電球の連続・間欠利用で、オールマイティさを見せ付けてくれた三菱と東芝がまたも上位に食い込むのか!?

(次のページへ続く)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

ASCII.jpメール アキバマガジン

クルマ情報byASCII

ピックアップ