文化庁的にいちばん面白かったメディアアートをゴゴゴゴゴッと徹底的にフォトレポート
大賞はWii Fit? TENORI-ON? 文化庁メディア芸術祭レポート
2008年12月10日 14時30分更新
文● 個人的にはニコ動とKORG DS-10なんだけどなー盛田/トレンド編集部
コミック部門
大賞は一色まこと「ピアノの森」(講談社)。町外れの森で、音の鳴らないピアノを弾く少年の物語。優秀賞のさそうあきら「マエストロ」と「音楽」という同じテーマで最後まで審議が分かれたという (C) 一色まこと/講談社
優秀賞の槇村さとる「Real Clothes」(集英社)。新宿の大手百貨店、婦人服売り場のドロドロした「現実」を知り、主人公が「働くこと、生きること」に徐々に気づいていく (C) 槇村さとる/集英社
優秀賞の諸星大二郎「栞と紙魚子」(朝日新聞出版/朝日新聞社)。怪異の町「胃の頭町」を舞台にして女子高生コンビの2人が妖怪に立ち向かうというヘンテコ世界の作品。かなり好きだ (C) 2008 諸星大二郎(朝日新聞出版/朝日新聞社)
優秀賞のさそうあきら「マエストロ」(双葉社)。最も難解とされる「指揮者」を主人公に置いた音楽マンガ(とはいえ「のだめ」の千秋様も指揮者だったけど)。「コドモのコドモ」で話題をさらった、さそうあきら節が今回も炸裂。キャラクターの描き方とか、けっこう圧巻です (C) さそうあきら/双葉社
優秀賞の星野之宣「宗像教授異考録」(小学館)。世界の神話や伝承を、民俗学研究家の宗像教授が「推理」して明らかにしていくというかなり新機軸な作品。ズバッ、ズバッと快活に描かれるのでついつい読んじゃうのです。作者の星野さんに逢ってみたいものだ (C) 星野之宣/小学館
というわけで、全部門の優秀賞以上20作品をズババババッと紹介してきた。個人的には気になる作品ぞろいなのだけど、あなたのお気に入りは見つかっただろうか。なお、作品個々に関する問い合わせ先は下記まで。