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細田守監督も駆け付けた 第13回文化庁メディア芸術祭

2009年12月05日 15時30分更新

文● 千葉英寿

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今年で第13回となる文化庁メディア芸術祭。2月3日~14日には国立新美術館で受賞作品の展示も行なわれる

 国立メディア芸術総合センターの見直しなど、あまりよい話題としては注目されていないメディア芸術だが、その本来の評価を受ける場である「第13回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品が3日、発表された。応募総数は2592作品。うちアートが1169点、エンターテイメントが622点、アニメーションが473点、マンガ328点となった。

 アニメーション部門では2006年に大賞を受賞した「時をかける少女」の細田守監督が、今夏大ヒットを記録した『サマーウォーズ』で二度目の大賞受賞に輝いた。同作品は多くの観客が二度三度とリピーターとなるほどの人気で、それが作品の評価につながった。

 なお、受賞作品展は2010年2月3日~14日、東京・六本木の国立新美術館で開催される。会期中は上映会も開催され、今回は東京ミッドタウン、東京現代美術館などでもサテライト上映が行なわれる予定。また、これまでよりも回数を増やしたシンポジウム、プレゼンテーション、パフォーマンスなども多数行なわれる。

応募総数は毎回増加している。特に海外の作品が顕著という

 授賞に際し、文化庁の清水功氏は「注目度・認知度も上がり、応募総数も過去最高になった。施設という発想にとらわれず、メディア芸術の育成、メディア芸術祭の充実をはかっていきたい」と話した。運営委員の東京大学大学院教授・浜野保樹氏は「(マンガ部門の奨励賞で)海外のマンガ作家が受賞したのはうれしい。こうした才能はメディア芸術祭で顕彰しなければ」と語った。

 各部門の大賞・優秀賞・奨励賞、また功労賞、今回、特別に設けられた特別功労賞は次のページから。

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