リアル部門
まずは「本当にあってもおかしくない」と思えてしまうリアル部門。
「調剤しま~す」 サカイノゾミ / 会社員
「あなたは調剤師さんです。調合を間違えると、患者さんが死んじゃいます」という過酷すぎる内容紹介と、すっとぼけたパッケージのギャップがたまらない。
「ファミリー心電計」 141 / デザイン学び人
「IIコンのマイク部分を左胸に当てることで採取した鼓動音から、心拍数、血圧を測定し、TV画面に心電図として表示させる」というWiiの登場を予期させる一本。赤いランプが危なくてGood。
「AGRICULTURE」 村上 寛 / グラフィックデザイナー
「約2000種の中から自分の好きな植物を選び育てる」という果てしないゲーム。ちょっとやってみたい。そして主人公の途方に暮れた表情といったらない。
ファミコンあるある部門
次は思わず懐古笑いをしてしまう、ファミコンあるあるネタを扱った部門。
「ブレスくん」 東京ピストル(草彅洋平+内川たくや) / 編集者+デザイナー
「IIコンに息を吹きかけ、ブレスくんとブレスちゃんを操作」するというもの。「吹き方にもコツがあるんだぜ!」と意味不明な嘘をつく小学生の自分が目に浮かんでしまう逸品。
「ACアダプタ」 HTC* / イラストレーター?
「あの無駄にデカくて重くてかさばるだけのACアダプタがソフトになって帰ってきた!」とのこと。ヒロインの造形が妙なリアルさをあおっている。
「カセットバシ」 CONSUMERS / ミュージシャン&デザイナー
「初代ファミリーコンピュータ本体を使用し、カセット排出(イジェクト)時の飛び出し具合を競う」ソフト……。ソフト使ってないだろう。それは。